シオイ(@shioi401shioi)です。
楽天投信投資顧問さんが更に「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」「楽天・S&P500インデックス・ファンド」の信託報酬率引下げで攻勢をかけて全世界株式クラス、S&P500の争いが更に激化してます。
どこまで楽天が勢いをつけていくのか、我らがオルカンはこれに対してコンセプト通りの動きを見せてくるのか行方が気になるところです。
まずは2023年10月の月次レポートが公表されましたので、こちらを確認してみたいと思います。
基準価額および純資産総額の推移について
まずは基準価額と純資産総額です。
10月の基準価額は9月から645円マイナスとなり、純資産総額は15,006.16億円です。

2023年11月10日時点の純資産総額は16,286.80億円となっています。

基準価額は19,168円(-645円)です。
※2023年11月10日時点で20,226円です。
ベンチマークとの乖離について
そして10月の騰落率ですが設定来のベンチマークから+0.4ポイント上振れしています。

また各マザーファンドの騰落率は以下の通りです。

安定感のある運用で心配なしです。
資産構成について
資産構成は以下の通りです。前月と大きな変化はありません。

組入地域ではアメリカが5割超を占めています。

組入上位10業種と10銘柄は以下の通りです。

若干ですが比率に動きはありますが全体的に誤差の範囲内です。

銘柄も変動は若干ありますが、アメリカ企業が上位を独占しています。
分配金について
2023年4月25日に第5期決算を迎えていますが、予定通り分配金は0円です。

つみたてNISAでの保有状況について
11月10日現在のつみたてNISAでの損益状況は以下の通りです。

損益率38.85%と引き続きまずまずの状況です。
まとめ
冒頭で触れましたが新規設定された楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド/楽天・S&P500インデックス・ファンドが設定間もないですが信託報酬率引下げを行ってきました。
楽天+(プラス)シリーズ「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」「楽天・S&P500インデックス・ファンド」信託報酬率引下げのお知らせ
引下げ後の信託報酬率は0.0561%(税込)と全世界株式クラス最安値ファンドとなりました。また楽天証券で購入すると投信残高ポイントプログラムの対象ファンドは0.017%(信託報酬率引下げ後)のポイント還元を受けられるため、このポイント分を考慮すると0.0391%のコストと全世界株式クラスの中で群を抜く低コストとなります。
とはいえ「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドは設定間もないため新規設定ファンドの定石通り1年経過後の第1期決算の内容まで待って運用状況を確認してからの方がいいと思っています。
楽天証券での投信残高ポイントプログラムによる還元が魅力的に映りますが、所詮ポイントはここ最近の楽天カードSUPの改悪や他カードのポイント還元の見直しのように永続的なものではありません。あくまでポイントはおまけ程度のものですので本来のファンドとしての良し悪し、純資産総額の積み上がり方等で選択すべきだと思っています。
繰り返し記載しているのですが低コストでこの1本で全世界へ投資できることは、各人にとってのコア投資の基盤を作るうえでベターな選択肢(ほぼファイナルアンサー)だと思っています。
信託報酬も最低水準となり、各資産クラスを自作して全世界株式を実現するよりも本ファンド1本の方が低コストというファンドです。
アセットアロケーションを全世界株式の時価総額加重平均のウエイトで納得できて、さらに全世界株式クラス最安値に信託報酬を追従してくるのであれば本ファンド一択で問題ないと思います。
シオイは、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をSBI証券で三井住友カードによる積立投資をしています。
全世界株式へこれ1本でシンプルに投資ができ、これからつみたてNISAを始める方に文句なしにおススメできる商品です。
特に投資にそれほど興味関心はないけれど資産運用はそこそこにしたいという方にとって現金:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)=5:5で保有するカウチポテトポートフォリオはアリだと思っています。
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)に関してはこちらの記事もご覧ください。
資産運用の基本を知りたい、書籍で学びたい方はこちらの記事もご覧ください。
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