シオイ(@shioi401shioi)です。
11月20日に発売された竹川美奈子さんの新刊「貯金ゼロ・知識ゼロ・忍耐力ゼロからの とってもやさしいお金のふやし方」をkindleで購入して読みました。
これから資産形成を始めようと考えている人にお勧めの良書です。
すでに資産形成を行っている人にとっても自分にやってきたことの振り返りという意味でも改めて気付きを得られると思います。
資産形成ってどういうこと?
本書の目次は以下の通り。
【第1章】 ゼロからはじめる資産形成
【第2章】 お金は3ステップで考える
【第3章】 お金がたまる「しくみ」をつくろう!
【第4章】 投資のポケットを加えよう
【第5章】 有利な制度は積極的に活用する!
【第6章】 記録・定点観測する!
これから資産形成をやろうと考えている人に向けて、お金を増やすための基本的な考え方や増やす方法をやさしく・分かりやすく解説しています。
資産形成を本書では以下の通り定義しています。
資産形成とは「人生を通してお金を管理(マネジメント)し、長い時間をかけてお金を育てていく」ことです。
はじめに より
そしてお金を増やすために必要なことは以下になります。
①なるべくたくさんのお金を貯蓄や投資に振り向け、②収益が向上するように工夫をし、③長い時間をかけて資産形成を行うこと
第1章 より
お金を増やそうとついつい運用収益を上げることに目を向けてしまいがちですが、大切なことは以下のことです。
「お金をふやす」というと、いかに運用して収益を上げるか(=公式の中の「運用利回り」の部分)に目が向きがちですが、じつは「元本(貯蓄や投資に回すお金)」を地道に積み上げてくことが、いちばん大切です。
第1章より
お金のことを考える時は「お金の三角形」を思い浮かべる
昔と違って「ある程度投資用のお金を貯める」のではなく、今は「貯蓄もしつつ投資も行う」ことが出来る環境にあります。
なので気軽に始めようと思えばすぐにでもスタート出来ます。
ただ資産形成をするにあたっては、最終ゴールとなるいくら貯蓄する必要があるのか又は万が一の時にいくらお金が必要になるのといった点はある程度把握しておく必要があります。
その時に役に立つ考え方が、「お金の三角形」です。
三角形の一番下は「①公的保障」、真ん中は「②企業内保障」、一番上が「③自分で準備」する部分になります。
まずしっかり調べるのは「①公的保障」と「②企業内保障」になります。その上で不足している金額が自分で準備しなければならない金額になります。
この考え方をすることで無駄な支出を抑えることができます。
まとめ
本書の資産形成、お金を増やすことに関する考えとお金を考える時に大切な考え方を紹介しました。
その他に資産形成を行う上でのお金のたまる仕組みの作り方や個人型確定拠出年金(ideco)やNISAの活用方法は、これから資産形成を目的として投資を行おうと思っている人にとって参考になるものばかりです。
自分が投資を始めようとした時が今のような環境だったらどれだけ良かったかと思ってしまいました。
投資をしようかと思っている人、漠然と何かしなければと思っている人、現在投資をしているけれどまだ迷いがある人それぞれにとって気付きのある1冊になりますので是非一読することをオススメします。
個人的には本書のコラムで「ピギーちゃん」とよばれる貯金箱について触れています。「ハッピー・マネー四分法」というお金の管理方法を学ぶ教材なのですが、子供のみならず大人でもお金の投じ方を見つめなおす際に役立ちそうです。
子供が大きくなったらこの貯金箱をプレゼントしてもいいかもしれないと思いました。
投資初心者向けのお金の管理やインデックス投資に関するおススメ本はこちらをご覧ください。
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