シオイ(@shioi401shioi)です。
米国の債務上限問題もいつものプロレス的にとりあえず落ち着いてひと段落と思ったらセゾン投信の中野会長が退任(事実上の更迭)なんて不穏なニュースも飛び込んできてビックリですね。
いつまでも同じ体制ではいられないですが、それでもこれまでの活動を思えばあまりに衝撃的に思ってしまいました。
まずは2023年5月の資産状況を確認したいと思います。
2023年5月の資産状況について
2023年5月の資産状況は以下の通りです。なお生活防衛資金・現預金、株主優待目的の個別株については含んでいません。
上記資産のトータルリターンは以下の通りです。
期間 | トータルリターン | 前月比 |
保有中資産の全期間 | 20.92% | +4.84ポイント |
今のアセット・アロケーションでのリスク・リターンは以下の通りです。
項目 | 2023年5月 | 前月比 |
平均リターン | 10.0% | -0.3% |
リスク | 18.4% | -0.1% |
シャープレシオ | 0.54 | -0.02ポイント |
上記は「わたしのインデックス」の「資産配分ツール」にて算出しています。
ちなみにリーマンショック(2008年8月~2009年2月の7か月)において上記アセット:アロケーションだとリターンは-51.4%です。
積立投資履歴(2023年5月時点)
2023年5月末時点での積立投資の履歴について見ていきます。
上がったり下がったりはありますが、特に変わらず航路を守って積立投資を継続していきます。
セゾン投信の中の会長退任により表面化した運用会社のリスク
冒頭から触れましたが6月1日(木)にセゾン投信の中の会長が退任するニュースが突然入ってきました。しかもニュースの中では事実上の解任と不穏な空気を感じる内容です。
セゾン投信の中野会長と言えば直販に力を入れ、セミナー・勉強会を通じて長期投資の重要性を伝えセゾン投信を育ててきた立役者であり、象徴的な方です。
会社という組織である以上いつかは後継者に道を譲って託すということになるのは宿命ではありますがこんな唐突にニュース記事をそのまま読み取れば更迭という形となってしまうことに衝撃を受けました。またセゾン投信に関わらず日本の資産運用会社のリスクが表面化したとも感じています。
セゾン投信の今後については直販以外の販路拡大へ舵をきることにはなるかもしれませんが、扱い商品の運用方針が急に変わる可能性は少ないのではないかと思います。まだ中野会長からのコメントもありませんし当面は行く末を見守っていくのがいいかと思います。
改めて思ったのは、米国であればバンガード社、フィデリティと独立した資産運用会社を耳にしますが日本の資産運用会社の多くはメガバンクや大手証券傘下のグループ会社ばかりで親会社の影響を無視できるような状況にある会社はありません。
どれだけ顧客の寄り添ったスタンスの会社であったとしても、親会社の運用方針が変わってしまえばトップも交代、方針も転換といったリスクを内包しています。
日本でそんなリスクが無い資産運用会社なんてほとんど無い以上、今後はそのようなリスクも認識してより運用会社についても注意を払う必要ありそうですが、どう注意をすべきか難しいですね。
できるだけ投資家と距離の近い運用会社で、自分の投資方針とあったところの商品を購入するという評価軸を商品購入時に加えてもいいのかもしれません。
セゾン投信のこれからはまだ見極めが必要ですが、資産運用会社のリスクを顕在化した事例になったと思いました。
大手金融機関参加の資産運用会社の在り方についてはFIWA理事長の岡本和久さんがYouTubeで考えを述べています。気になった方はぜひご覧ください。
またセゾン投信とうい観点では極めて冷静な目線でカン・チュンドさんがスペースで話されています。セゾン投信の保有ファンドをどうしようかと思っているホルダーの方はぜひ聞かれるといいと思います。
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