シオイ(@shioi401shioi)です。
このまま円高基調で一気に進むのかと思いきやなんだかんだでまた円安に揺り戻しがきましたね。一時の値下がりで金融資産が下がりましたが気が付けば徐々に元通りに戻りつつあって長い期間から見たらちょっとした揺らぎのようなものだったのかもしれませんね。
それではeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(以下、オルカン)の2024年9月の月次レポートが公表されましたので確認してみたいと思います。
基準価額および純資産総額の推移について
まずは基準価額と純資産総額です。
9月の基準価額は8月から362円プラスとなり、純資産総額は41,299.86億円と4兆円台に持ってきました。
2024年もあと3ヶ月をきって、上限の5兆円にどこまで近づくのでしょうか?
基準価額は24,913円(+362円)です。
※2024年10月11日時点で25,870円です。
ベンチマークとの乖離について
そして9月の騰落率ですが設定来のベンチマークから+0.1ポイント上振れしていますがほぼ理想通りの運用ですね。普通、ベンチマークに追随してもそこからコスト分はベンチマークからマイナス乖離するものですが乖離が上振れしている点は運用のうまさと全社一丸となったコスト削減活動によるところが大きいのだと思います。
また各マザーファンドの騰落率は以下の通りです。
安定感のある運用で心配なしです。
資産構成について
資産構成は以下の通りです。前月と大きな変化はありません。
組入地域ではアメリカが6割超を占めています。
組入上位10業種と10銘柄は以下の通りです。
若干ですが比率に動きはありますが全体的に誤差の範囲内です。
銘柄も変動は若干ありますが、アメリカ企業が上位を独占しています。
基準価額の変動要因(概算)について
基準価額の変動要因(概算)は以下の通りです。
7,8月の円高影響による値下がりで為替要因の比率も下がってきましたがまだ約25%占めており、今後も円高傾向となっていくのかは予測できませんが、引き続き為替要因の変動についても腹落ちしておく必要があります。
分配金について
2024年4月26日に第6期決算を迎えていますが、予定通り分配金は0円です。
NISAでの保有状況について
10月11日現在のNISAでの損益状況は以下の通りです。
NISA
成長投資枠:23.86% つみたて投資枠:12.95%
旧つみたてNISA:101.68%
気づけば旧つみたてNISAが含み益100%超えを達成していました。
まとめ
界隈でちょうど話題となっていますが2024年10月11日にPayPayアセットマネジメント(以下、PPAM)より2025年9月に事業を終了するとプレスリリースが発信されました。
プレスリリースでは個人向け投資信託、金投資家向けの運用商品の運用資産の積み上げがうまくいかず業績低迷が続いており上向く見通しが立たないことからPPAMの事業を終了するそうです。
企業の戦略もありますので事業の選択と集中のなかで撤退という選択肢を否定はしませんが、NISAでも商品提供もしているPPAMをあっさりと切り捨ててしまうスタンスには他のPayPay関連の金融サービスもいつでも成長が見込めなければたやすく切り捨ててしまうことがイメージされ、利用を躊躇してしまいます。
運用している投資信託も運用会社の変更であればまだしも繰り上げ償還されてしまうとなると、該当商品で長期投資を進めている個人投資家にとっては予期せぬ現金化となってしまい大きな運用ロスとなってしまいます。
これまでは投資信託の規模、コストがクローズアップされてきましたが、ここに運用会社もそれ相応の規模で安定経営をしていることもどの投資信託を選ぶのかといった観点に付け加えておかなければなりません。
そういった点では三菱UFJアセットマネジメントのオルカンで低コストにこの1本で全世界へ投資できることは、各人にとってのコア投資の基盤を作るうえでベターな選択肢(ほぼファイナルアンサー)だと思っています。
信託報酬も最低水準となり、各資産クラスを自作して全世界株式を実現するよりも本ファンド1本の方が低コストというファンドです。
アセットアロケーションを全世界株式の時価総額加重平均のウエイトで納得できて、さらに全世界株式クラス最安値に信託報酬を追従してくるのであれば本ファンド一択で問題ないと思います。
シオイは、オルカンをSBI証券で三井住友カードによる積立投資をしています。
全世界株式へこれ1本でシンプルに投資ができ、これからつみたてNISAを始める方に文句なしにおススメできる商品です。
特に投資にそれほど興味関心はないけれど資産運用はそこそこにしたいという方にとって現金:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)=5:5で保有するカウチポテトポートフォリオはアリだと思っています。
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)に関してはこちらの記事もご覧ください。
資産運用の基本を知りたい、書籍で学びたい方はこちらの記事もご覧ください。
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