シオイ(@shioi401shioi)です。
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)(以下、オールカントリー)の第6期運用報告書が公表されています。
月次レポートでのウォッチからベンチマークとの乖離も少なく安定しているので不安要素はありませんでしたが引き続き第6期運用報告書でも全く問題ない内容でした。
第6期の実質コストは0.131%でした
まずは実質コストから見ていきます。

受益者還元型信託報酬率もフルに適用され、昨年の新NISA口座獲得競争の熾烈な他社新規商品との激しいコスト競争により第5期の実質コスト0.166%を0.035ポイント下回りました。
そしてベンチマークとの乖離についても見ていきます。
ベンチマークとの乖離は0.2%マイナスとまずまずの結果です
月次レポートでもケチをつけることがありませんでしたが、第6期運用報告書でのベンチマークとの乖離は-0.2%とベンチマークを下回る結果となりました。

その他要因で0.2%下回ったのですが日本、外国、新興国のトータルで見れば差異はなく、ベンチマーク追随できているのではないでしょうか。
分配金について
分配金は出ません。
留保益は信託財産に留保し、運用の基本方針に基づいて運用することになります。

基準価額と資産規模について
純資産総額は順調に増えており、第6期運用報告書時点(2024年4月25日)で3兆901.91億となっています。基準価額は、24,005円となりました。

2023年7月17日時点で純資産総額4兆759.78億円と5兆円目指して突き進んでいますね。
参考情報:総経費率について
オールカントリーの総経費率は年率0.11%(第5期は年率0.15%)です。

そして2024年4月からは交付目論見書への総経費率が掲載されることになるため、昨年の新規設定ファンドの決算が出たところで比較してどうなるのか気になるところですね。
インデックス投資ナイト2024でも総経費率の見方についてはテーマとして扱われていましたが、この経費率には売買手数料が含まれていないため、より正確にだけどザックリで数字を掴むならば売買委託手数料:0.006%を加味した0.116%として見る方がいいのかもしれません。
上記に加えて、第6期の基準価額の推移を踏まえて判断することが必要とのことです。
水瀬ケンイチさん(「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記))の以下記事にて「Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)」との比較結果を記事にされています。どちらが勝ったのか気になる方はぜひご覧ください。
第6期運用報告書も心配いらずの内容でした。
オールカントリーの第6期運用報告書の内容は以下の通りでした。
- 実質コストは0.131%(第5期は0.166% )
- 総経費率は年率0.11%(第5期は年率0.15%)※売買委託手数料を入れたら年率0.116%
- ベンチマークとの乖離は0.2%のマイナス
- 純資産総額は3兆901.91億円(※2024年7月17日時点では4兆759.78億円)
2024年からの新NISAのスタートダッシュもありますがあっという間に4兆円を突破してしまいました。本当に万人にとってのファイナルアンサーな投資信託で、長期保有していきたい投資信託になりました。
他にも全世界株式クラスのインデックスファンドはありますが、仮に人にどれがいいと聞かれたらまずオールカントリー一択で紹介しちゃうと思います。
オールカントリーはこれ1本で全世界株式へ分散投資ができるとても便利な投資信託です。またつみたてNISAでもこれ1本買っておけば問題ない思います。
これから投資を始める、つみたてNISAを始めようと考えている方はオールカントリーをぜひ検討してみてください?
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)に関してはこちらもご覧ください。
特に投資にそれほど興味関心はないけれど資産運用はそこそこにしたいという方にとって現金:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)=5:5で保有するカウチポテトポートフォリオはアリだと思っています。
全世界株式インデックス投信と現金を5:5で保有するのは資産運用にこだわりがない人にとって最適解ではないか
過去の月次レポートはこちらをご覧ください。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)│月次レポート(2024年6月)
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)│月次レポート(2024年5月)
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)│月次レポート(2024年4月)
これから投資を始めてみようかなと思った方は、ぜひ以下記事もご覧ください。
基本的な資産形成の知識を身につけることが出来ます。
コメント