シオイ(@shioi401shioi)です。
止まらない円安と4月下旬以降の為替介入による急激な円高方面への揺さぶりと為替の変動が大きかった印象ばかりの4月ですが、その為替に基準価額が助けられている要因も見過ごせない点です。
これからどう動いていくのかは株価以上に予想がつきませんが、為替リスクも抱えていることを改めて理解しておくにはちょうどいい機会かもしれませんね。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(以下、オルカン)の2024年4月の月次レポートが公表されましたので確認してみたいと思います。
基準価額および純資産総額の推移について
まずは基準価額と純資産総額です。
4月の基準価額は3月から373円プラスとなり、純資産総額は31,595.87億円です。3兆円をついに突破しました。
2024年5月13日時点の純資産総額は33,214.79億円と引き続き好調です。
基準価額は24,470円(+373円)です。
※2024年5月13日時点で24,846円です。
ベンチマークとの乖離について
そして4月の騰落率ですが設定来のベンチマークから+0.8ポイント上振れしています。普通、ベンチマークに追随してもそこからコスト分はベンチマークからマイナス乖離するものですが乖離が上振れしている点は運用のうまさと全社一丸となったコスト削減活動によるところが大きいのだと思います。
また各マザーファンドの騰落率は以下の通りです。
安定感のある運用で心配なしです。
資産構成について
資産構成は以下の通りです。前月と大きな変化はありません。
組入地域ではアメリカが6割超を占めています。
組入上位10業種と10銘柄は以下の通りです。
若干ですが比率に動きはありますが全体的に誤差の範囲内です。
銘柄も変動は若干ありますが、アメリカ企業が上位を独占しています。
基準価額の変動要因(概算)について
基準価額の変動要因(概算)は以下の通りです。
4月については為替要因がなければ株式側のマイナスをカバーできてないところをみると為替様様ですが、この先円高となったときに追うことになるリスクについてはよくよく腹落ちしておく必要があります。
分配金について
2024年4月26日に第6期決算を迎えていますが、予定通り分配金は0円です。
NISAでの保有状況について
5月13日現在のNISAでの損益状況は以下の通りです。
NISA
成長投資枠:18.44% つみたて投資枠:12.88%
旧つみたてNISA:67.71%
続き好調を維持しています。
まとめ
3月6日に開催されたブロガーミーティングの様子、オルカンが5月10日(金)の「ガイアの夜明けで」取り上げられました。
それだけ注目されていることの表れだと思いますが、盲目的に注目されているから資金を投入するような一時的なブームではなくしっかり腹落ちして長期投資を行うツールとして定着していってほしいと思います。
繰り返し記載しているのですが低コストでこの1本で全世界へ投資できることは、各人にとってのコア投資の基盤を作るうえでベターな選択肢(ほぼファイナルアンサー)だと思っています。
信託報酬も最低水準となり、各資産クラスを自作して全世界株式を実現するよりも本ファンド1本の方が低コストというファンドです。
アセットアロケーションを全世界株式の時価総額加重平均のウエイトで納得できて、さらに全世界株式クラス最安値に信託報酬を追従してくるのであれば本ファンド一択で問題ないと思います。
シオイは、オルカンをSBI証券で三井住友カードによる積立投資をしています。
全世界株式へこれ1本でシンプルに投資ができ、これからつみたてNISAを始める方に文句なしにおススメできる商品です。
特に投資にそれほど興味関心はないけれど資産運用はそこそこにしたいという方にとって現金:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)=5:5で保有するカウチポテトポートフォリオはアリだと思っています。
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)に関してはこちらの記事もご覧ください。
資産運用の基本を知りたい、書籍で学びたい方はこちらの記事もご覧ください。
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