シオイ(@shioi401shioi)です。
これまでインデックスファンドを複数保有していますが、運用会社からの情報開示と言えば月次レポートと年1回の運用報告書が全てでした。
ところがここ最近、ファンド保有者の疑問へ丁寧な説明を行う運用会社が出てきました。
どんな説明かというと運用報告書や目論見書だけでは分からない点、投信ブロガーも推測でしか判断できない点について素早く情報開示を行ってくれました。
ではどの運用会社がどんな説明をしているのかご紹介します。
楽天投信投資顧問の場合
楽天バンガードシリーズを運用している楽天投信投資顧問では、楽天・全世界株式インデックス・ファンドの実質コストが高いと多数のブロガーの中で話題となっていました。
シオイも以下記事にて紹介しています。
問い合わせも多く受けていたのだろうと思われますが、2018年10月5日に以下のプレスリリースを発表しています。
気になるコストの高さについて、ETF買付けに伴う売買委託手数料が投資信託協会規則に則って計算されており、結果として大きな数字で表示されていると説明しています。
引用 楽天投信投資顧問 運用報告書「1万口当たりの費用明細」の内容について
また2018年10月31日にはコストに関しての途中経過を発表しています。
純資産総額の大きい楽天・全世界株式インデックス・ファンド、楽天・全米株式インデックス・ファンドの3ヶ月経過時点のコストの途中報告をしています。
楽天・全世界株式インデックス・ファンドの3ヶ月経過時点のコスト
引用 楽天投信投資顧問 運用報告書「1万口当たりの費用明細」の経過について
楽天・全米株式インデックス・ファンドの3ヶ月経過時点のコスト
引用 楽天投信投資顧問 運用報告書「1万口当たりの費用明細」の経過について
どちらも途中経過なので決算を締めてみなければ分かりませんが、ファンド保有者の不安に寄り添った情報発信をしています。
三菱UFJ国際投信の場合
eMAXIS Slimシリーズを運用している三菱UFJ国際投信では2018年10月31日設定したeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)の新規設定された日本株式部分のマザーファンドがどうなのか注目しているブロガーさんが多数いました。
そんな中、早々と2018年11月2日に以下ファンドトピックスを発表しています。
気になる日本株式部分のマザーファンドの規模等について説明されています。
引用 三菱UFJ国際投信 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」ポートフォリオ構築のお知らせ
こちらもファンド購入希望者の疑問に寄り添った情報提供をしています。
ファンド保有者にも寄り添った運用会社と長く付き合いたい
今回の2社は楽天バンガードシリーズ・eMAXIS Slimシリーズとそれぞれ注目されているファンドを運用しており、ファンド保有者も非常に多いため問い合わせも多数受けていたのかと思われます。
またブロガーによるミスリードを防ぐために公式発表をしているのかもしれません。
ですがファンド保有者に寄り添った情報開示を行ってくれる運用会社で低コストなファンドを購入する方が長期保有する上での安心感が非常に大きいと思います。
情報開示にコストをかけすぎてしまうのはいただけませんが、コストに跳ね返らない程度でファンド保有者の気になる点について情報発信を行う運用会社が増えていくといいなと思います。
楽天投信投資顧問さん、三菱UFJ国際投信さん、Good Jobです!!
初めて資産運用・インデックス投資をやろうと思っている人向けの基本知識、インデックス投資の始め方をまとめています。
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