シオイ(@shioi401shioi)です。
まだかまだかと思っていたeMAXIS Slim米国株式・全世界株式の信託報酬引下げも2019年10月15日についに発表されました。
そんなホットな話題が提供された中で、三菱UFJ国際投信さんのブロガーミーティングに参加してきました。
今回のブロガーミーティングは以下構成となります。
- 初めの挨拶(代田常務取締役)
- 「eMAXIS Slimシリーズ」の足元の状況について
- 質疑応答
- eMAXISにて提供予定の新ツールについて
- 公募投資信託等における外国税額控除の制度改正について
- 懇親会
ということで有楽町にある三菱UFJ国際投信へ行ってきました。
代田常務による挨拶で分かったコスト引下げの裏側
すでに本ブロガーミーティングの参加者から多くのレポートがあがっており、詳細な内容については本記事の最下部に各記事を紹介していますので、そちらをご覧ください。
というか皆さん、細かく記載されているので自分が書くようなことほほとんどないのですがブロガーミーティング前に発表されたeMAXIS Slim全米株式、全世界株式の信託報酬引下げについて少し触れたいと思います。
この引下げの件について話を聞きたいと思ったのが今回のブロガーミーティングに参加した理由です。
これまでのeMAXIS Slimシリーズは同クラスの商品で信託報酬最安値が出ると翌週にはそこに追随するというスピード感でこれまで対応してきました。
ところが今回は1ヶ月以上経過しても沈黙を守ったままとこれまでのスピード感ではないことから社内調整が難航している、さすがに全米株式の引下げは難しいのではと思っていました。
冒頭の挨拶で代田常務がこの信託報酬引下げについて触れました。
- 今回の信託報酬引下げにあたり、コスト構造の見直しを行ったとのこと。
- 米国株式で言えば委託会社の信託報酬0.034%で将来にわたって継続できるのか協議を続けてきた。
- コスト引下げにあたり社内外への協力も仰ぎ、インデックスのライセンスフィーについてもS&P社へも引下げ交渉を行った。
- 逆に時間がかかっている要因の一つかと思っていた販売会社については、eMAXIS Slimの理念に賛同してもらっている前提があり、ここに関して調整に時間がかかるということは無い。
- また今後更に野心的なコストが他社から出てきた場合には、指数の見直しといった点についても踏み込むことも選択肢として検討する。収益が出せる確信があれば今後も戦う。
ただ単純にコストを下げるということだけでなく、償還することなく将来にわたって継続していけるコスト引下げを検討し、社内外の協力を仰いでいたことが時間がかかった要因でした。
熾烈なコスト競争の中で、将来にわたる継続性を念頭おいたコスト引下げは単純にコストが下がったこと以上にファンド保有者として引き続きeMAXIS Slimシリーズを積み立てていきたいと思いが強くなりました。
また今後はセキュリティーレンディング(貸株)等も積極的におこない、
業界最低水準の運用コストのみならず最高水準のパフォーマンスもめざす
とeMAXIS Slimシリーズにとっても一つの転換点になったのではないかと感じました。
ブロガーが中心ではありますがここまでファンド保有者に何をどう考えて運用しているのか見える運用会社は他には見当たらないと思います。
激化するコスト競争の中で引き下げられるコストの下げ幅はもう少ないと思います。ここから先選ばれるのは低コストは当たり前ですが、ファンド保有者との距離が近い運用会社になるでしょう。
そう思うと運用会社の中でも群を抜いてファンド保有者との距離が近い三菱UFJ国際投信が更に支持を広げて他社を圧倒していくのではないでしょうか?
気になるトピック
冒頭の代田常務挨拶のコスト引下げの話が聞けたところで個人的には目的は果たせて満足なのですが、気になった点だけ少しあげておきます。
Lineへの参入
eMAXISの新たなツールの提供とアジェンダにあったツールはLineでした。
Lineを使用して以下2点の目的でサービスを提供する予定です。
- ファンド保有者への長期投資のサポート
- これから資産形成をはじめようと考えている初心者向けの投資啓蒙
三菱UFJ国際投信の若手社員の方が中心となって進めており、どんなサービスが出てくるのか楽しみです。
自分がLineを使うのは家族メール、テレビ電話くらいで、企業からのサービスで利用しているのは蒙古タンメン中本もクーポンくらいです。
「eMAXIS Slimのノベルティグッズのクーポン券とかどうですかね?本社に受け取りに来てもらう前提で」なんて懇親会の場で言うのが精一杯でした。
公募投資信託等における外国税額控除の制度改正について
個人的には分配金を出さないことの影響がどうなるのか気になっていました。
進行時間の関係上、詳細に説明があった訳ではありませんが三菱UFJ国際投信の見解としては以下のように考えているようです。
本制度改正は、会場に参加されていた金融庁の今井さんの尽力もあって実現したもので、感謝です。
軽食・懇親会と豪勢な食事を頂きました
今回もノベルティグッズ、軽食・お菓子を頂きました。
豚好きにはたまらない美味しいカツサンドです。
そしてブロガーミーティング終了後の懇親会も豪華な料理を準備していただきました。
最初に軽食を完食してしまったせいか、懇親会の食事はお腹いっぱいでそれほど食べられずだったので次回参加する時にはもっとお腹を空かせて望みたいと思います(笑)!
ブロガーミーティング参加者レポート
他の参加者の方のレポートもあがっています。(順不同)
私の記事は感想文ですので、ブロガーミーティングの詳細はぜひ他の方の記事をご覧ください。
会場参加の方
青井ノボルさん(インデックス投資で長期縦走へ)
Miraiさん(東北投信)
菟道りんたろう(The Arts and Investment Studies)
安房さん(海舟の中で資産設計を ver2.0)
もことんさん(もことんのインデックス投資と節約術)
りーまんさん(埼玉新米大家ブログ)
hiroさん(Hiroの副業・投資実践ブログ)
Sayasayanさん(Sayasayanのぼちぼち投資日記)
オンライン参加の方
つばささん(つばさのコツコツ投資日記)
これから投資を始めてみようかなと思った方は、ぜひ以下記事もご覧ください。
基本的な資産形成の知識を身につけることが出来ます。
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