三菱UFJアセットマネジメントのブロガーミーティングに参加してきました!

三菱UFJアセットマネジメント_ブロガーミーティング 資産運用
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シオイ(@shioi401shioi)です。

先日、三菱UFJアセットマネジメントさんのブロガーミーティングに参加してきました。これは投信ブロガーの方々に同社のインデックスファンドの運用や商品開発について説明するとともに、質疑応答や意見交換を行うイベントです。

私は現地参加枠に当選し、新橋の本社にお邪魔しました。今回はオンライン枠130名を拡大し、183名の方が申し込まれたそうです。現地参加者は15名でした。

今回のブロガーミーティングは以下2本構成となります。

  1. 「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2023」受賞御礼
  2. Q&A (インデックスファンドマネジャーが登壇し、質問に回答します)
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「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2023」受賞御礼

まずは「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2023」受賞御礼からです。

代田常務からの挨拶で始まりました。資料で提示されたeMAXIS Slimシリーズの2023年、2024年1,2月の資金純流入額の累計でeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)(以降、オルカン)とeMAXIS Slim米国株式(S&P500)(以降、S&P500)の2024年1,2月の資金純流入額がNISAのスタートダッシュの効果かすごいことになってました。

オルカンは2024年1~2月の2ヶ月間で2023年の資金純流入額の7割超に達しています。S&P500もオルカンほどではありませんがそれでも凄い勢いです。

代田さんは、NISA口座を開設されているのが今2,000万人で2030年には4,000万人へと増えると想定して、半分の2,000万人にeMAXIS Slimを購入してもらいたいとおっしゃられていました。

次に、3月6日にプレスリリースされた「eMAXIS Slimシリーズの信託報酬に関する考え方について」について説明がありました。

同社では、信託報酬の安いファンドへの対応について、コンタクトセンターへの問い合わせが多いとのことです。昨年のNISA獲得の競争で、信託報酬以外のコストをファンドから削除するファンドが登場し、運用コスト比較が困難になってきているとのことでした。そのため、運用報告書に記載される総経費率等比較可能なコストが出揃ったところで適切な判断を行いたいとのことでした。

こちらは、同じ土俵の上で、コスト比較を行い判断しないと本当に低コストなのかは分からないということで、私も同感です。判断材料が出揃ったときにどんな結果になるのか気になります。

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Q&A (インデックスファンドマネジャーが登壇し、質問に回答します)

続いてQ&Aに移りました。ここからは代田常務に加え、インデックス運用部のファンドマネージャー3名(過去最多出演)による「インデックス運用とは」から始まり、三菱UFJアセットマネジメントのインデックス運用体制、オルカンの運用体制について話を聞きました。その後、参加者からの質問に回答されました。

まずファンドマネージャー3名へ以下のお題へ質問です。

インデックスファンドならではの難しさとは

•先進国株式担当の村松さん
現物は一銘柄あたり手数料がかかるので売買の回数を抑えることに気を付けている。1月は2,3回に分
けて執行したそうです。

•日本株式担当の入江さん
いかに取引コストを抑えるかがポイント
ブローカーの手数料をいかにして抑えるかに工夫している
解約の金額把握が夕方となるため、イブニング市場での売買を行うとトラッキングエラーの原因とな
ることが多い。
機械学習モデルを活用して解約金額を予測させる(変数を定期的に見直して精度もそれなりに高いと
ミーティング後の懇親会でお聞きしました)

•新興国株式担当の長洲さん
新興国市場のルールがさまざまで資金調達のやり繰りが難しい(新興市場それぞれの規制や現金化も
翌日、3日後だったりと資金繰りが大変)

参加者からのQ&A

※会場で聞きながらメモを取っているため一部質問、回答内容が正しくない可能性があります。

Q
オルカンにおける為替取引について
A

基本は現地通貨を対円で取引している(長洲さん)

Q
先物商品を運用で使う理由
A

未収配当のヘッジ目的や効率的な運用のため(入江さん)

Q
運用コストを下げるための工夫
A

インデックスファンドならではの難しさで各ファンドマネージャーが言われているように運用者のよるコスト削減をしているが、その削減額も限界にきている。そのため全社をあげてコスト削減に努めている。(代村松さん)

Q
新商品の設定について
A

eMAXIS slimシリーズの基本ラインナップは充足してきている。新た商品を出すにはそれなりのボリュームを求められる。個別に顧客の声を聞きながらeMAXIS Slimで出すのか他の商品シリーズで出していくのか判断して行きたい。(代田常務)

Q
インデックス投資だけでいいのか?
A

eMAXIS Slimシリーズに想定以上のお金が入ってきている。成長投資枠でもeMAXISslimを選ばれている人が多いのではないか思っている。
もうNISAはつみたて投資枠も成長投資枠も一本でいいのではないかという考えと別にアンケートで7割の人が他のファンドも持ちたいと考えている方がいる。この7割の方はより良いパフォーマンスを求めている。
またリスクには以下2つのリスクがある。
①市場のリスク  ②個別銘柄選定のリスク(市場平均から外れるリスク)
最初は「市場のリスク」はから入る。これを実感してからより良いパフォーマンスを求めるのであれば「個別銘柄選定のリスク」を取っていくのがいいと思う。(代田常務)

Q
つみたてんとう(対面)とeMAXIS Slim(ネット)はどちらがいいのか?
A

対面取引かネット取引のどちらがいいのかという質問だと受け取っている。
実際に対面でのスリム購入のニーズはある。ただしコンセプトを貫くためには対面で販売をする際のコストを負担してしまうと回っていかない。ビジネスが破綻する可能性がある。eMAXIS Slimでは紙面は出さないファンドの継続性を考えると対面コストの負担はできない。
つみたてんとうは資料を、紙面を出しても回せるコスト設定にしている。(代田常務)

Q
投資はシミュレーションするのが大事だと考えているが、リスク、リターンはどこのデータをとっていいのかが分からない。いい考え方があれば知りたい
A

最近、ニーズが多くFP含め問い合わせを受けることがある。リスク、リターンのデータはインデックスプロバイダーから買う必要がある。当社も買っているが二次利用は制約がある。またオルカンの基準価額をデータとして使わせてもらいたいという申し出を受けており、データを使ってもらっていることもある。正確なインデックスのデータはお金を払わないと使用できないのが現状である。(代田常務)

私は特に、インデックスファンドの運用における取引コストの抑制や先物商品の活用など、現場の声を聞くことができたのが興味深かったです。

また、機械学習モデルを使って解約金額を予測するという話も驚きました。インデックスファンドの運用は、単純に指数に連動させるだけではなく、様々な工夫や努力が必要なのだと感じました。

ブロガーミーティング終了後は、登壇者交えての意見交換会を行いました。Q&Aで回答されていた内容の更に踏み込んだ話を聞くことができたりと、現地参加ならではの楽しい時間を過ごすことができました。

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ブロガーミーティングといったイベントは運用会社を知る貴重な機会です!

三菱UFJアセットマネジメントさんのブロガーミーティング、オンラインファンミーティングは、投信ブロガーやファンド保有者にとって貴重な機会だと思います。

自分の保有しているファンドがどんな会社、どんな人が運用しているのかを知ることで、より信頼感や安心感が増します。また、同社のインデックスファンドの運用や商品開発に対する姿勢や考え方も分かりやすく説明していただきました。

同社は、全社を挙げてコスト削減に努めており、総経費率といった比較可能な開示情報が出揃ったときにどう動くのか?前回のファンミーティング、今回お聞きしている限りですがコスト削減についてそれなりの自負を持っているように感じました。

比較可能なコストが出揃ったときに競合他社の追随を許さない低コスト運用であることが明らかになるのかそうでないのかハッキリするのはまだ時間がかかりますが、楽しみですね。

以上、三菱UFJアセットマネジメントさんのブロガーミーティングの参加報告でした。最後に、このような機会を提供してくださった同社の皆さまに感謝申し上げます。

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