シオイ(@shioi401shioi)です。
2024年3月6日に参加したブロガーミーティングでインデックス運用の難しさ、全社一丸となってのコスト削減努力を行っていることを感じ取りました。個人的には今まで以上に好感の持てるファンドだと思っています。
そして1月に続き2月も資金純流入額が好調だった本ファンドの2024年2月の月次レポートが公表されましたので確認してみたいと思います。
基準価額および純資産総額の推移について
まずは基準価額と純資産総額です。
2月の基準価額は1月から1,100円プラスとなり、純資産総額は26,248.20億円です。
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2024年3月11日時点の純資産総額は26,936.74億円となっています。
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基準価額は23,162円(+1,100円)です。
※2024年3月11日時点で22,942円です。
ベンチマークとの乖離について
そして2月の騰落率ですが設定来のベンチマークから+0.5ポイント上振れしています。普通、ベンチマークに追随してもそこからコスト分はベンチマークからマイナス乖離するものですが乖離が上振れしている点は運用のうまさと全社一丸となったコスト削減活動によるところが大きいのだと思います。
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また各マザーファンドの騰落率は以下の通りです。
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安定感のある運用で心配なしです。
資産構成について
資産構成は以下の通りです。前月と大きな変化はありません。
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組入地域ではアメリカが6割超を占めています。
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組入上位10業種と10銘柄は以下の通りです。
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若干ですが比率に動きはありますが全体的に誤差の範囲内です。気づけばアメリカ企業のみになっていますね。
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銘柄も変動は若干ありますが、アメリカ企業が上位を独占しています。
基準価額の変動要因(概算)について
基準価額の変動要因(概算)は以下の通りです。
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2月の値上がり分も約37%が為替要因によるところになります。株式相場が好調な時ですが外国株式等為替の影響を受けるリスク資産を持っている場合はよくよくこの為替要因の部分を念頭に置いて投資行動を考えておかないと後で痛い目を見ることになるかもれません。
分配金について
2023年4月25日に第5期決算を迎えていますが、予定通り分配金は0円です。
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NISAでの保有状況について
3月11日現在のNISAでの損益状況は以下の通りです。
NISA
成長投資枠:11.13% つみたて投資枠:8.60%
旧つみたてNISA:57.36%
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2月も1月に続き好調を維持しています。
まとめ
冒頭で記載したブロガーミーティング開催当日にプレスリリースにて「eMAXIS Slimシリーズの信託報酬に関する考え方について」が出され、ブロガーミーティングでも代田常務が本件について説明をされています。
ブロガーミーティングの詳細は以下記事もご覧ください。
2023年の熾烈な低コスト競争を経て、業界最低水準でないファンドのコストをいつ下げるのかという点は当ファンド保有者にとっては気になるところではあります。ただプレスリリースで記載されている通り信託報酬だけで比較することが必ずしも適切でないファンドが出てきていることも事実です。
2024年4月以降は購入時に開示される目論見書に信託報酬にその他費用を加えた「総経費率」の掲載が始まります。この総経費率も万能ではなく一部含まれない売買手数料もありますが、信託報酬率での比較に比べれば同じ土俵の上で優劣を判断できる有力な材料となります。
実際にeMAXIS Slimシリーズがやっぱり安かったとなるのかどうかは分かりませんが、同じ比較でコストに差があればコンセプト通り追随してくれることをファンド保有者としては期待しないわけにはいきません。答え合わせはまだしばらく先になりそうですが楽しみに待ちたいと思います。
繰り返し記載しているのですが低コストでこの1本で全世界へ投資できることは、各人にとってのコア投資の基盤を作るうえでベターな選択肢(ほぼファイナルアンサー)だと思っています。
信託報酬も最低水準となり、各資産クラスを自作して全世界株式を実現するよりも本ファンド1本の方が低コストというファンドです。
アセットアロケーションを全世界株式の時価総額加重平均のウエイトで納得できて、さらに全世界株式クラス最安値に信託報酬を追従してくるのであれば本ファンド一択で問題ないと思います。
シオイは、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をSBI証券で三井住友カードによる積立投資をしています。
全世界株式へこれ1本でシンプルに投資ができ、これからつみたてNISAを始める方に文句なしにおススメできる商品です。
特に投資にそれほど興味関心はないけれど資産運用はそこそこにしたいという方にとって現金:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)=5:5で保有するカウチポテトポートフォリオはアリだと思っています。
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)に関してはこちらの記事もご覧ください。
資産運用の基本を知りたい、書籍で学びたい方はこちらの記事もご覧ください。
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