NISA恒久化!金融庁による個人投資家向け説明会に参加しました

NISA 資産運用
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シオイ(@shioi401shioi)です。

自分のリアルでは一切話題にならないNISA恒久化ですが、2022年12月23日(金)に金融庁による個人投資家向け説明会がオンラインで開催されるということで申込んで参加しました。

当初参加枠50名でしたが、募集開始後に速攻で埋まってしまったようでその後更に50名追加枠が設けられそちらもすぐに一杯となってしまったそうです。

スポンサーリンク

NISAの抜本的拡充と恒久化について

説明会当日は金融庁の今井さんより以下の金融庁のツイートの通り公表された2024年からのNISAの概要説明をそこそこに済ませ、すぐに質疑応答に入るという流れでした。

新たなNISAのおさらいをしておくと以下の通りです。

  • つみたて投資枠(120万円/年間)と成長投資枠(240万円/年間)の合計360万円/年間の投資が可能(※つみたて投資枠で投資可能商品は現行のつみたてNISAと同じ)
  • 非課税保有期間は無期限(恒久化)
  • 非課税保有枠は1,800万円(※その内、成長投資枠は1,200万円)
  • 対象は18歳以上
  • 現行の一般NISA,つみたてNISA、ジュニアNISAとは別枠となる。(別制度という考え方)そのため現行のNISAで購入している商品を移管することは不可
  • 非課税保有枠の1,800万円は売却分(簿価)の枠は翌年度以降に再利用が可能。ただし年間投資額は360万円までと変わらない

これまでにない抜本的な制度拡充となっており、非常に評価できるものであることは間違いないと思います。

スポンサーリンク

質疑応答

新しいNISA制度については説明会以前に各投資ブロガーによる速報情報で出ていたため、その情報からの再確認や確認されていない点についてざっくばらんに回答していただきました。
※書きなぐりのメモから書き起こしているので質問・回答が正確でなかったたりする部分もあるかと思いますのでご了承ください。

新制度の正式名称は決定しているのか?
→現状、未定

新制度利用にあたり何か手続きが必要になるのか?
→すでに現行NISAを利用している場合は、自動開設規定により自動的に口座が開設される。

18歳未満が対象とならなかったのはなぜか?
→若年層への投資教育という観点から非課税枠を少なくしてでも導入できないか財務省と交渉したが見送りとなった。(親のお金だから金持ちだけしか使えないだろ的な観点もあったようで)

NISAで対象となる商品は?
→つみたて投資枠はつみたてNISAと同様。成長投資枠は現在検討中で、制度開設までに通知する。

成長投資枠でもつみたて投資枠と同じ商品の購入は可能か?
→問題なく購入できる。

つみたて投資枠での最低購入回数は?
→年2回以上のつみたてが必要

新制度でつみたてを開始した後、別の金融機関へ切り替えることは可能か?
→すでに購入している分を別の金融機関へ移管することは不可。どうしても移したい場合は、一度売却して別の金融機関で購入しなおすことになる。

複数の証券会社でNISA口座を持つことは可能か?
→年1回、別の金融機関でNISA口座を開設することはできる。その場合、複数の金融機関で残高管理をすることとなる。

簿価の考え方について
→新制度では、つみたて投資枠、成長投資枠それぞれの簿価は保有期間全体の平均簿価で計算される。非課税期間は無期限となったため何年度購入分といった考え方は無くなる。

配偶者死亡時の非課税口座の引継ぎは可能か?
→現状は不可(仕組み上の問題もあり、今後の課題)

配当金を銀行口座へ振り込むことは可能か?
→銀行口座への振り込みは不可

つみっぷのような新制度の啓蒙活動も考えているのか?
→イベントの再開も検討している。

スポンサーリンク

制度概要は判明し、あとは自分の航路にどう使っていくのか?

説明会に参加し、質疑応答を聞く中で文面だけではイメージの付きづらかった点も個人的にはクリアになってきたように思います。

この制度で少し誤解を生んでしまいそうなのが成長投資枠かなと思っています。この名称だけで聞いてしまうとどうしても短期売買的なものを個人的にはイメージしてしまいます。

よくよく読めば、つみたて投資枠をベースにしつつライフスタイルの変化(住宅ローン完済、子供の独立等々)で投資額を増やすことができるようになったときのキャッチアップ枠としての位置づけに該当するもので、色々な人に使い勝手がいいように制度設計されていると感じています。

自分の投資スタイルからの利用イメージは毎月の積立投資はつみたて投資枠で継続しつつ、ボーナス等の臨時収入で積立額を増やすシーンで成長投資枠でつみたて投資枠と同じ商品を購入していくことになるかなというのが現時点で考えていることになります。

ただ特定口座でつみたてている分をNISA口座へ移していくということも選択肢として考えています。

制度開始まであと1年ありますので焦らず自分の投資スタイルの中にうまく腹落ちさせていきたいと思っています。

シオイも利用しているSBI証券 はこちらから口座開設を申し込めます。

初めて資産運用・インデックス投資をやろうと思っている人向けの基本知識、インデックス投資の始め方をまとめています。

コメント