『投資の大原則』は、これ一冊で長期投資のマインドが身に付けられる優れた良書です!!

投資の大原則_アイキャッチ 書評
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シオイ(@shioi401shioi)です。

読もう読もうと思っていながらなかなか読めていなかった本が何冊かあるのですが、そのうちの1冊を読めました。

「ウォール街のランダムウォーカー」の著者のバートン・マルキール氏と「敗者のゲーム」の著者のチャールズ・エリス氏の共著の「投資の大原則」です!

「ウォール街のランダムウォーカー」も「敗者のゲーム」もインデックス投資への理解を深めていく上で必ず出会う事になる良書です。

本書も読み応えのかなりある本かと思っていましたが、違いました。

これから投資を始める人、経験者に向けて小難しい表現はなるべく避け分かりやすい内容を必要最低限のボリュームで記しています。

初心者にとって長期投資のマインドを醸成出来るおススメの1冊をご紹介します。

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これ一冊でインデックス投資による長期投資のマインドを養えます!

本書は、インデックス投資を通じた長期投資のマインドを知り、理解し、身につけることができます。

目次について

目次は以下構成になっています。

Ⅰ.まず貯蓄を始めよう
Ⅱ.シンプルな投資法
Ⅲ.一に分散、二に分散、三に分散
Ⅳ.大きな失敗を避けよう
Ⅴ.私たちが進めるKISSポートフォリオ
Ⅵ.暴落期でもあてはまる大原則

本書は第2版で、過去の第1版と異なりリーマンショック後の環境を踏まえたⅥ章が新たに追加されています。

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KISSポートフォリオの9つの基本ルールは長期投資における普遍のルールです。

Ⅳ章のKISS(Keep It Simple,Sweetheartの略)ポートフォリオにおける9つの基本ルールは米国、日本に関わらず長期投資における普遍の共通ルールだと思います。

経験者はルールに沿った行動が出来ているのか再確認を、そして特にこれから投資を考えようと思っている若者はぜひ学び身につけてもらいたいです。

その9つのルールは以下になります。

長期運用を成功させるための簡単なルール

1.お金は若いうちから定期的に貯めよう
2.会社と国に資産形成を手伝ってもらおう
3.不時の出費に備えて、現金は用意しておこう
4.保険をかけているか確認する
5.分散投資をすれば心配の種が減る
6.クレジットカードのローンは使わない これに尽きる
7.短期運用への衝動を無視しよう
8.低コストのインデックス・ファンドを使う
9.オーソドックスな分野に注目。ベンチャー・キャピタルやプライベート・エクイティ、ヘッジファンドのような「目新しい」商品は避けたほうがよい

引用 投資の大原則 Ⅴ.私たちが進めるKISSポートフォリオ P.134より

何も画期的なアイデアがある訳ではありません。当ブログや世のインデックス投資ほブログで記事にされている当たり前の事ばかりです。

ですが、当たり前の事がなかなか出来ない人も多いのが実情です。

一度読んだだけでしっかり身につく訳ではありません。折に触れてこのルールだけでも繰り返し読み込んでいくと長期投資を続けられるのではないかと思います。

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米国の株価急落に慌てることはない。相場の変動はチャンスと捉えるべき。

2018年10月は米国株価の下落による全世界株安、そして米国株価の急落が起こり相場の上昇・下落が大きく変動しています。

本書ではそんな急落の局面についても分散投資とリバランスに基づく投資が明らかにリスクを抑えると記しています。

・ドルコスト平均法のメリットが活かせること

・相場低迷時もリバランスを行うことが効果的であること

ドルコスト平均法なら市場平均はチャンス

相場が右肩上がり一辺倒であれぼ積立投資でインデックス・ファンドを買うことは一括投資に比べて不利である。

株式市場は長期的に見れば成長していくが、常に右肩上りではなく、常に上昇・下落する。

この変動がドルコスト平均法のメリットを活かすことになります。

失われた10年でもリバランスは効果的だった

リバランスとは、定期的に保有資産の中の株式、債券の配分比率をチェックして、当初定めた比率に戻すよう売買をすることです。

リバランスは多くの人がやってしまう市場が活況で天井に近づいたときに買い、最悪のときに売ることと逆のことを実行することと本書では記されています。

だからこそ株価暴落の混乱期の中でリスクを抑えることになります。

市場に惑わされないリバランスも投資の大原則の一つです。

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終わりに

冒頭でも記しましたが本書は「できるだけシンプルに、しかし、シンプル過ぎないように」基本に的を絞って書かれていますので内容も複雑で難しいこともなく2、3時間で読み終えられます。

本書で出てくる各種制度は米国の制度になりますが、長期投資における基本的な考え方・原則は日本での長期投資にもあてはまるものです。

ぜひ初心者も経験者にも一度手に取って読んでもらいたいと思います。また忘れたころに繰り返し読み返して欲しい良書です!!

 

初めて資産運用・インデックス投資をやろうと思っている人向けの基本知識、インデックス投資の始め方をまとめています。気になった方はこちらも合わせてご覧ください。

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