シオイ(@shioi401shioi)です。
先月、来年のNISAでの熾烈を極める争いも一旦ドドメが刺されて落ち着いたよう思われると記載しましたが後追いで楽天投信投資顧問さんが楽天バンガードを脇に置いて全世界株式クラス、S&P500の低コスト競争に新商品で追いついてきました。ここから生き残るのはどこになるのでしょうか?
それでは2023年9月の月次レポートが公表されましたので、こちらを確認してみたいと思います。
基準価額および純資産総額の推移について
まずは基準価額と純資産総額です。
9月の基準価額は8月から451円マイナスとなり、純資産総額は14,677.12億円です。
2023年10月16日時点の純資産総額は15,244.43億円となっています。
基準価額は19,813円(-451円)です。
※2023年10月16日時点で19,872円です。
ベンチマークとの乖離について
そして9月の騰落率ですが設定来のベンチマークから+0.3ポイント上振れしています。
また各マザーファンドの騰落率は以下の通りです。
安定感のある運用で心配なしです。
資産構成について
資産構成は以下の通りです。前月と大きな変化はありません。
組入地域ではアメリカが5割超を占めています。
組入上位10業種と10銘柄は以下の通りです。
若干ですが比率に動きはありますが全体的に誤差の範囲内です。
銘柄も変動は若干ありますが、アメリカ企業が上位を独占しています。
分配金について
2023年4月25日に第5期決算を迎えていますが、予定通り分配金は0円です。
つみたてNISAでの保有状況について
10月16日現在のつみたてNISAでの損益状況は以下の通りです。
損益率38.56%と引き続きまずまずの状況です。
まとめ
別記事にて記載しましたが楽天投信投資顧問から2023年10月6日に楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド/楽天・S&P500インデックス・ファンドの新規設定とのプレスリリースが発表されました。
これで全世界株式クラスの信託報酬最安値ファンドは4本となりましたが、先行者有利という点でeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の優位は当面は揺るがないものと思います。
逆に1強に対抗して残りの3本のうちどこが追い上げを見せて対抗商品となっていくのが今後の行方は気になるところでもあり、来年のNISA以降の状況は見守っていきたいと思っています。
繰り返し記載しているのですが低コストでこの1本で全世界へ投資できることは、各人にとってのコア投資の基盤を作るうえでベターな選択肢(ほぼファイナルアンサー)だと思っています。
信託報酬も最低水準となり、各資産クラスを自作して全世界株式を実現するよりも本ファンド1本の方が低コストというファンドです。
アセットアロケーションを全世界株式の時価総額加重平均のウエイトで納得できて、さらに全世界株式クラス最安値に信託報酬を追従してくるのであれば本ファンド一択で問題ないと思います。
シオイは、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をSBI証券で三井住友カードによる積立投資をしています。
全世界株式へこれ1本でシンプルに投資ができ、これからつみたてNISAを始める方に文句なしにおススメできる商品です。
特に投資にそれほど興味関心はないけれど資産運用はそこそこにしたいという方にとって現金:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)=5:5で保有するカウチポテトポートフォリオはアリだと思っています。
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)に関してはこちらの記事もご覧ください。
資産運用の基本を知りたい、書籍で学びたい方はこちらの記事もご覧ください。
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