シオイ(@shioi401shioi)です。
インデックス投資では自分で決めた投資信託を毎月積み立てていくだけのほったらかし投資ですが、年に数度は投資に時間を割く必要があります。
それは資産配分の見直し(リバランス)であったりするのですが、今回は投資信託の決算で年1回作成される運用報告書についてチェックするべき4つのポイントを紹介します。
投資信託の運用報告書って何ですか?
投資信託を保有すると年1回、証券会社を通じて運用報告書というものが交付されます。
投資信託の運用成果や運用にかかった費用等の情報がまとめられたもので決算期毎に作成されます。運用報告書は必要最低限の情報を分かりやすく説明した「交付運用報告書」(証券会社から交付されるのはコチラ)
とより詳細な情報を記載した運用報告書(全体版)があります。運用報告書(全体版)は運用会社のホームページ上で確認することができます。
交付運用報告書でチェックすべき4つのポイントは?
証券会社から交付される交付運用報告書も商品によって異なりますが20ページ前後のボリュームがあります。
全て読み込めればいいですが、日々の仕事・家事に追われていると目を通すことすらままなりません。
読んだ方がいいと思っているけど時間がないそこのあなたにお伝えします。
交付運用報告書の以下4つのポイントだけチェックすれば大丈夫です。
その4つのポイントは以下になります。
1.運用実績
2.費用明細
3.投資環境
4.今後の運用方針
更に時間がない方は上記1,2だけでも目を通しておきましょう。
では実際にeMAXIS slim バランス(8資産均等型)の交付運用報告書で4つのポイントを見ていくことにします。
eMAXIS slimバランス(8資産均等型)の交付運用報告書でチェックすべき4つのポイント
さっそくeMAXIS slim バランス(8資産均等型)の交付運用報告書を見てみましょう。
証券会社で交付されますが、運用会社のホームページ上でも確認することができます。
eMAXIS slim バランス(8資産均等型)の交付運用報告書
1.運用実績について
運用実績では、以下を見ます。
基準価額とベンチマークとの差異。(インデックス投信の場合はベンチマークに連動しているのかが重要です。アクティブ投信であればベンチマークを上回っているのかがポイントです)
純資産総額の推移(急激に減っていたりしなければ大丈夫。ゆっくり右肩上がりに増えているのが望ましいです)
運用実績はeMAXIS slim バランス(8資産均等型)の交付運用報告書の1ページになります。
2.費用明細について
費用明細では信託報酬だけでなく、その投資信託の運営や株式の売買手数料等を加味した実質コストに注目します。
信託報酬は安くても、実質コストで見た場合に必要以上にコストが掛かっている場合は、保有商品を見直した方がいいかもしれません。
費用明細はeMAXIS slim バランス(8資産均等型)の交付運用報告書の2ページになります。
実質コストが気になった方はこちらの記事もご覧ください。
特に忙しくて交付運用報告書なんて読む余裕がない方はこの2つのポイントだけでも見てください。
もう少し時間的に余裕があれば、あともう2つ確認しておきましょう。
3.投資環境
1年間運用してきて投資環境はどうだったのか、その環境下でどのように対応したのかを知る手掛かりになります。
投資環境はeMAXIS slim バランス(8資産均等型)の交付運用報告書の5~6ページになります。
※画像は一部抜粋になります。
4.今後の運用方針
インデックス投信の場合はあまりきにするポイントではありませんが、アクティブ投信の場合はこれまで掲げている運用方針に変化がないか、変化があった場合には自分の投資方針や目的と合致しているが確認が必要です。
今後の運用方針はeMAXIS slim バランス(8資産均等型)の交付運用報告書の16~17ページになります。
※画像は一部抜粋になります。
投資信託の運用報告書のまとめ
年1回作成される投資信託の運用報告書は、以下4つのポイントをチェックしておけば大丈夫です。
1.運用実績
2.費用明細
3.投資環境
4.今後の運用方針
どんなに忙しくても上記1,2だけはチェックしておきましょう。
インデックス投資では積立はほったらかしでも保有している投資信託の運用実績等についてはせめて年に1回くらいは気にしてもバチはあたりません。
これまで運用報告書も見てこなかった方もぜひ自分の保有している投資信託がどんな状況で運用されているのか年1回くらいは気にしてみてはいかがでしょうか?
初めて資産運用・インデックス投資をやろうと思っている人向けの基本知識、インデックス投資の始め方をまとめています。
こちらもぜひご覧ください。
インデックス投資と配当金生活を目指す投資は、どちらが自分にとって選択すべき投資なのか考えてみました。
投資を始めてアーリーリタイヤを意識している方は、すでにアーリーリタイアをされているNightWalkerさん(NightWalker’s Investment Blog)の書籍をぜひご一読ください。きっと参考になる点が多いと思います。
コメント