シオイ(@shioi401shioi)です。
資産を増やしていくためにインデックス投資をしていますが、誰しもいつかは資産を取り崩すシーンがやってくると思います。
まもなく40代を迎る積立投資を実践中のそこのあなた、60歳定年とすると残り20年ありますが、定年後どんな風に取り崩していくのか考えたことはあるでしょうか?
シオイも退職金やらまだハッキリしないことも多く、あまり考えてもいませんでした。
まだぼんやりしている状況ですが、現時点で持っている情報・状況をベースに自分の積立てた資産をどのように取り崩して使うのかを考えてみました。
シオイの資産形成の目的
シオイの資産形成の目的は、以下の通りです。
充実した老後生活を送るために積立てた資産は保有しながら取り崩していくことを想定しています。
出口戦略を考えるうえでの前提
60歳で定年を迎え、年金の受給は65歳からを想定しています。
ただ60~65歳までの老齢年金支給が無い期間は再雇用・再就職をして食つなぐことを考えています。
65歳から老齢年金の支給を受けるとするとねんきんネットの年金見込額試算から自分の受け取ると見込まれる老齢年金は月額約170,000円強と算出されました。
※妻の年金は考慮していません。
つみたてNISAの出口戦略
つみたてNISAは現時点では2018年~2037年までの20年間の制度となっています。
2018年の投資分の非課税期間は2038年には換金するか、特定口座または一般口座に非課税期間終了時の時価で払い出されることになります。
また2019年度以降2037年までの投資分も同様です。
ということは2038年~2056年までに毎年つみたてNISAの非課税枠終了に伴い、換金か特定口座等への払い出しを選択することを迫られます。
シオイの方針としては、ほどほどに豊かな老後生活が送れることが目的なので都度換金をしていきます。
仮に損益がトントンだったとしても毎月の収入にプラス3万円加わるため、65歳からの老齢年金と合わせると約20万円になります。
毎年プラスとは限りませんが、つみたてNISA制度が現状のままである限りは、各非課税期間終了後は換金して老後の生活の足しにします。
idecoの出口戦略
idecoについてもつみたてNISAと同様に換金を考えています。
受取方法によって「退職所得控除」や「公的年金等控除」を活用して非課税で受け取ることができます。
ただ退職金が多すぎる場合にはidecoも一時金として受け取ると退職所得が膨らみ税額が大きくなってしまう等のデメリットがあります。
個々人の退職金や給付を受ける年金額等によってメリット・デメリットが変わってきます。
現時点では、まだ退職金等についてはハッキリしないため一時金か年金かは未定ですが、idecoも換金して老後生活の足しにしたいと思います。
特定口座の出口戦略
つみたてNISAとは別に特定口座で積立てているインデックス投信についても資産形成の目的に従って老後生活を送るのに必要な分を取り崩します。
ただし、一度に全部売却はせず必要な分だけ取り崩していきます。
取り崩し方については、定額ではなく定率で行っていきます。
定額でなく定率で取り崩すのは以下の理由によります。
定額で取り崩す場合、価格の高いときには少しの口数だけ解約し、価格が下がっているときにたくさんの口数が解約される。そのため、運用状況がよくないときには元本が大きく減ってしまうリスクがある。
定率で取り崩す場合、何%で考えるのがいいのか?
その答えの参考となる一つが「ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理」(バートン・マルキール著)ですすめている「4.5%ルール」です。
水瀬ケンイチさんの以下記事で4.5%ルールについて説明されています。
自分もまだ何%がいいのか結論はでていません。
色々な情報を収集して、自分なりの答えを探したいと思います。
定率での取り崩しは自分で作業するしかない
積立て投資は、ネット証券を中心として毎月や毎日だったりと仕組みが充実しています。
SBI証券で投資信託定期売却サービスはあるものの、定率による売却サービスはありません。
インデックス投資の入り口は充実しているので、今後出口対応の充実を証券会社各社には考えてもらいたいと思います。
竹川美奈子さんのこのツイートのように3種類の解約から選べるサービスが提供できる証券会社が出てきてくれることを願います。
解約について。将来、定額解約、定口解約、定率解約の3種類から選べるようになるといいな、と思っております^_^ https://t.co/oX5O7m54Xe
— 竹川美奈子 (@minakotakekawa) 2018年9月4日
老後も積立てた金融資産が枯渇しない限り、インデックス投資とは付き合っていくつもりです。
まとめ │ インデックス投資の出口戦略
まだ大雑把な考え方にはなりますが、いま積立投資をしている商品毎に扱いを考えてみました。
・つみたてNISA、ideco→順次換金して老後生活の足しにする
・特定口座→定率で取り崩しを行い、こちらも老後生活の足しにする。
つみたてNISA・idecoのリスク資産をどんどん取り崩していくことになるため株式クラスの資産の割合は徐々に少なくなっていくため高齢になればなるほど年相応のリスク許容度に落ち着いていくのではないかと考えています。
実際にこのようになるのかどうかは分かりませんが、つみたてNISAであれば非課税期間終了後にどうするのか?、idecoであれば一時金か年金かどちらにするのか?決断を迫られる時がやってきます。
これから先、制度が変わってしまい今考えていることを大幅に修正する必要があるかもしれません。
ですが急に考え出しても焦ってベターな判断ができないことも考えられます。
積立投資でほったらかしにして出来た時間をちょっと割いて、将来どのように積立てた資産を利用していくのか考えてみてはいかがでしょうか?
初めて資産運用・インデックス投資をやろうと思っている人向けの基本知識、インデックス投資の始め方をまとめています。気になった方はこちらも合わせてご覧ください。
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