シオイ(@shioi401shioi)です。
来月に娘が手術で1週間ほど入院する予定です。
どの程度の支払いになるかはまだ分かりませんのでそれなりにまとまった資金は用意していますが、日本の健康保険には医療費が高額となった場合に負担額が抑えられる便利な制度があります。
それを上手く活用しない手はありません。
高額療養費制度で医療費の自己負担額は抑えられるけれど
日本の健康保険の制度には医療機関等の窓口で支払いが高額な負担となった場合は、あとから申請することで自己負担限度額を超えた額が払い戻される「高額療養費制度」があります。
でもあとから申請することで払い戻されるので、一時的な支払い負担は大きなものなってしまいます。
一時的な支払負担に問題ない方はあとで申請して払い戻しを受けることでも問題ないですが、出来ることならあとから申請せずに支払負担も最初から自己負担額までにならないのでしょうか?
実はあるんです!!
日本に生まれて良かったと思いますね。
限度額適用認定証を申請しよう
高額療養費制度もいい制度ですが、あとから申請をして払い戻しを受ける点が面倒とシオイは思ってしまいます。
一時的な医療費負担が重たい方に対して、医療費の窓口負担が自己負担限度額までとなる方法があります。
それは、「限度額適用認定証」を利用することです。
この「限度額適用認定証」と保険証を医療機関の窓口に提示することで1ヶ月(1日から月末まで)の窓口での支払が自己負担限度額までになります。
後日の高額療養費の申請は不要です。
※保険外負担分(差額ベッド代など)や、入院時の食事負担額等は対象外となります。
「限度額適用認定証」の概要等については、全国健康保険協会の以下サイトをご覧ください。
医療費が高額になりそうなとき
申請手続きについて
申請方法は、加入している健康保険組合へお問い合わせください。
出典:全国健康保険協会
シオイの加入している健康保険組合では、HP上から申請書類をダウンロードして必要事項を記入します。
申請書類を健康保険組合に提出後、「限度額適用認定証」が郵送で送られてきました。
自己負担額はどう算出されるのか?
こちらも全国健康保険協会の自己負担限度額についてをご覧ください。
出典:全国健康保険協会
ちなみにシオイは、③区分ウに該当します。
「限度額適用認定証」利用後の注意点
「限度額適用認定証」には有効期限があります。
また有効期限以降も継続使用する場合には、再度申請書を提出する必要があります。
またシオイの健康保険組合の場合、有効期限が過ぎた認定証は回収するため、別途健康保険組合に返送しなければいけません。
まとめ
- 高額療養費制度は、あとから申請で一時的に窓口で支払った医療費の払い戻しを受けることができます。
- 「限度額適用認定証」を利用することで医療費の窓口負担が自己負担限度額までとなります。また後日の高額療養費の申請が不要です。
いつ自分や家族が高額医療費がかかる病気を患ったりするかは誰にもわかりません。
ですが万が一の時に備えて、健康保険の各種制度を理解・把握しておくことはとても重要なことだと思います。
ある程度貯蓄や費用負担できる人は問題ないですが、急な出費への対応が難しいと思った方は申請方法だけでも確認しておくといざという時に役立ってくれると思います。
常に自分や家族だけはそんな大病にかかることはないと根拠もなく思いがちですが、ある日突然やって来るものです。常に覚悟をしておくことは難しいかもしれませんが備えだけは万全にしておきたいものです。
子供と自分の手術で限度額適用認定証を利用して、自己負担限度額までの窓口負担で済みました。
それぞれいくらかかったのかについては以下記事をご覧ください。
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