楽天・バンガード・ファンドの創設、第一弾ファンドから期待大か!

楽天投信投資顧問 資産運用
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シオイです。

先月から随所で情報は発信されていますが、バンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社と楽天投信投資顧問が、バンガード・ジャパンの親会社であるバンガード・グループ(本社:米国ペンシルバニア州)が運用するETFを主たる投資対象とするインデックス型投資信託を、『楽天・バンガード・ファンド』という愛称で展開することになりました。

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第一弾ファンドの商品について

第一弾から興味を惹かれるラインナップです。
海外ETFのVT、VTIを購入する投信になります。

「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」 愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)について

⇒バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)を購入する投信になります。
信託報酬:0.2396%(税込)
投資対象は全世界株式です。
対象指数は、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスです。

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスとは
「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」は、大型株、中型株および小型株まで網羅する全世界の株式市場の動向を表す時価総額加重平均型の株価指数です。
構成銘柄は、米国、欧州および日本などの先進国株式に加えて、中国やインドなどの新興国株式を含み、その数はおよそ7,400銘柄にもおよびます(2017年7月31日現在)。

楽天・全世界株式インデックス・ファンド交付目論見書より

 

「楽天・全米株式インデックス・ファンド」愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式)について

⇒バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)を購入する投信になります。
信託報酬:0.1696%(税込)
投資対象は米国株式です。
対象指数は、CRSP USトータル・マーケット・インデックスです。

CRSP USトータル・マーケット・インデックスとは
「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」は、米国株式市場の大型株から小型株までを網羅し、投資可能銘柄のほぼ100%となる約4,000銘柄で構成された時価総額加重平均型の株価指数です(2017年7月31日現在)。

楽天・全米株式インデックス・ファンド交付目論見書より

 

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販売会社・販売開始日について

販売会社・販売開始日は以下の通りです。
9月29日から販売開始
・楽天証券
・マネックス証券

10月22日から販売開始
・SBI証券

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どんな人に向いている商品なのか?

・どちらの商品もこれまで海外ETF(VT・VTI)に興味はあったけど、ドルでの購入、注文方法、配当金の再投資等が手間でなかなか手が出せなかった人にとっては待ちに待った商品だと思います。

楽天・全世界株式インデックス・ファンドは、全世界に分散投資をしたいけれど購入商品はできればシンプルに1つにしたい方にお勧めです。

楽天・バンガード・ファンド(全米株式)は、すでにiFreeでS&P500インデックスが登場していますが、より低コストで米国株式市場を網羅したい方にお勧めです。

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手放しで購入してしまって問題ないのか?

シオイもなかなか海外ETFに手が出せなかった一人ですが、手放しに購入して問題ないのでしょうか?
それぞれの商品で、大きな問題ではありませんが事前に考慮しておく点があります。

楽天・全世界株式インデックス・ファンドの注意点
⇒米国以外に投資する場合、ファンド・オブ・ファンドは税制上不利になる場合があるため信託報酬や実質コストだけで損得を判断できないようです。(現地国・米国・国内の3重課税となってしまう)

本件については、しんたろうさんの以下記事をご参照ください。
「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」「楽天・全米株式インデックス・ファンド」新規設定。VTやVTIに気軽に投資可能! しんたろうのお金のはなしより

 

楽天・バンガード・ファンド(全米株式)の注意点
⇒単純に低コストだから、全米株式に投資できるからだけで購入してしまっていいのでしょうか?

takachanさんの以下記事をご参照ください。
【つみたてNISA向け】VTIとSPYの比較編  アキバ系投信自作派より

takachanさんの記事より、VTIは小型株が入っているためリスク・リターンとも共に高くなります。
購入を考える際には、自分のポートフォリオを見直し、リスクを取りすぎていないかを考える必要があります。

コストも大事ですが、リスクを取りすぎてしまっては元も子もありません。場合によってはiFreeのS&P500インデックスにしてリスクを抑えるといった選択肢もありだと思います。

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まとめ

今回新たに設定された2本のファンドは、これまで海外ETFを購入したいと思っていたけれど色々手間がかかってしまうし、難しそうと思っていた人のハードルを取り除いた魅力的な商品です。

全世界株式は税制上不利になる可能性、全米株式はリスクを取りすぎてしまう可能性がありますが、投信という形でVT、VTIへ投資を行うことができます。
つみたてNISAにも適した商品であることは間違いありません。

今後も楽天・バンガード・ファンドで販売されるファンドに目が離せません。

 

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