シオイ(@shioi401shioi)です。
前回王座だった楽天・全世界株式インデックス・ファンド(以下、楽天VT)ですがFOY2018で9位と大幅ブレーキがかかってしまいました。
やはりベンチマークとの乖離の大きさや新設ファンドならではの悩みである実質コストの高さから得票数が思うように伸びなかったものと思われます。
ですが全世界株式のパイオニアであり、みんなの憧れ(だと思う)のバンガード・トータル・ワールド・ストック(以下、VT)を投資信託で購入できる唯一無二の商品です!!
これまで月次レポートの紹介はやってきませんでしたが、シオイがつみたてNISA・iDeCoで積立てている商品であり、ライバルであるeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)と合わせてウォッチしていこうと思います。
12月の月次レポートが公表されましたので、確認してみたいと思います。
基準価額および純資産総額の推移について
まずは基準価額と純資産総額です。
12月の株式相場暴落を受けてかなり基準価額は下がっています。
結果論にはなりますが、このタイミングで安値で買付ができた人はラッキーでしたね。
純資産総額は5億円弱減っていますが、それでも約152億円積み上がっている点は評価すべきだと思います。
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)は純資産総額でまだまだ追いつくことはできませんが、楽天VTと切磋琢磨して全世界株式を盛り上げてもらいたいと思います。
FOY2018では9位でしたが2期目の実質コストやベンチマークの乖離を抑えて、1期目でつまづいてしまった評価を取り戻してもらいたいです。
ベンチマークとの乖離について
そして12月のベンチマークとの乖離ですが、設定来で1.1ポイントの乖離です。
なるべくベンチマークとの乖離は少なくしてほしいところです。単純にVTを買うだけなので乖離は少ないと思うのは素人考えでしょうか?
引き続き状況を見守っていく必要がありそうです。
資産構成について
資産構成は以下の通りです。
VTを購入するというシンプルで分かりやすいファンドだと思います。
ここからはファンドが購入しているVTの11月末時点のレポートになります。
投資銘柄数は8,063銘柄です。
組入地域ではやはりアメリカが5割超を占めています。
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)と比べると国・地域別構成比で中国が上位に入っている点が異なります。
また上位2業種の金融・テクノロジーはeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)と同じです。
銘柄も、ほぼアメリカ企業が上位10銘柄を独占です。
上位10銘柄はほとんどeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)と同じです。
まとめ
設定後1年ちょっとで純資産総額も150億円を超えるほどの注目度の高い投資信託です。
何度も触れてますが実質的コストやベンチマークとの乖離と言ったマイナス面がスローズアップされ、またeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)が登場したことにより一時期に比べ勢いも若干弱まっているように感じられます。
ただし、海外ETFのVTを買うのにハードルを感じていた人に投資信託で証券会社にもよりますが100円から積立が出来るようVTへのアクセスを良くした画期的な商品であることに違いはありません。
ある程度長期投資のための商品ラインナップが揃った今、コストがただ安いだけでなく投資家への情報開示やサポートにも注目が集まっています。
コストが安いのに越したことはないですが、楽天VTを持っていれば大丈夫と思ってもらえる根強いファンを如何に増やしていけるのかが今後を占う上でのポイントになるのではないかと思います。
ぜひ楽天投信投資顧問さんには頑張って頂きたいと思います。
楽天・全世界株式インデックス・ファンドに関してはこちらの記事もご覧ください。
資産運用の基本を知りたい、書籍で学びたい方はこちらの記事もご覧ください。
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