シオイ(@shioi401shioi)です。
新年度を迎え、ようやくオンラインからリアルの交流が活発化してきましたね。まだ花粉があるので自分はまだマスクは手放せませんが徐々にコロナも終息となってくれることを願うばかりです。
2023年3月30日に三菱UFJ国際投信さんより「eMAXIS Slimの信託報酬の引き下げ」が発表されeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)も業界最低水準に並びましたが、日興アセットマネジメントが信託報酬:0.05775%(税込)のTracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)を世に送り出すという衝撃的なニュースが飛び込んできました。
下げたばかりのところへ大幅に信託報酬の下がったライバルファンドの出現と気になることばかりですが2023年3月の月次レポートが公表されましたので、こちらを確認してみたいと思います。
基準価額および純資産総額の推移について
まずは基準価額と純資産総額です。
3月の基準価額は2月から53円のマイナスと横ばいですが、純資産総額は9,602.32億円と1兆円まであともう少しです!!
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2023年4月11日時点の純資産総額は9,864.62億円と順調に積み上がってきており、1兆円到達も間もなくというところです。
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基準価額は17,078円(-53円)となりました。
※2023年4月11日時点で17,247円です。
ベンチマークとの乖離について
そして3月の騰落率ですが設定来のベンチマークから+0.4ポイント上振れしています。
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また各マザーファンドの騰落率は以下の通りです。
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安定感のある運用で心配なしです。
資産構成について
資産構成は以下の通りです。前月と大きな変化はありません。
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組入地域ではアメリカが5割超を占めています。
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組入上位10業種と10銘柄は以下の通りです。
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若干ですが比率に動きはありますが全体的に誤差の範囲内です。
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銘柄も変動は若干ありますが、アメリカ企業が上位を独占しています。
分配金について
第4期も予定通り分配金は0円です。
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つみたてNISAでの保有状況について
4月11日現在のつみたてNISAでの損益状況は以下の通りです。
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損益率22.62%と引き続きまずまずの状況です。
まとめ
冒頭で記載した日興アセットマネジメントの信託報酬:0.05775%(税込)のTracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)ですが単純に考えるとなかなかここまでeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が下げるのは現実的にかなり厳しいと思っています。
ただしこの激安の信託報酬もどうやら同じ土俵の上での競争とは言えないようで単純比較でファンドの良し悪しを判断してしまうのは拙速のようです。
細かな点については以下、安房さん(海舟の中で資産設計を ver2.0)の以下記事をご覧いただければと思います。
単なる数字の見せ方を変えただけで実際にはそこそこコストかかりましたというのでは困りますので、新規ファンドのセオリー通り1年は運用状況をウォッチして決算での隠れコストを含めた総コストがどうであったのかで双方を比較するのが良さそうです。
基本コストは安いに越したことはないですが、あまりに安すぎて運用に耐えられず早期償還なんてことが一番最悪のシナリオです。運用会社各社にはぜひ持続可能性を踏まえたうえでのコスト競争をしてもらいたいと思います。
また数字遊びされたりして混乱することがないよう同じ基準による比較ができる運用が整って欲しいと思います。
繰り返し記載しているのですが低コストでこの1本で全世界へ投資できることは、各人にとってのコア投資の基盤を作るうえでベターな選択肢(ほぼファイナルアンサー)だと思っています。
信託報酬も最低水準となり、各資産クラスを自作して全世界株式を実現するよりも本ファンド1本の方が低コストというファンドです。
アセットアロケーションを全世界株式の時価総額加重平均のウエイトで納得できて、さらに全世界株式クラス最安値に信託報酬を追従してくるのであれば本ファンド一択で問題ないと思います。
シオイは、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をSBI証券で三井住友カードによる積立投資をしています。
全世界株式へこれ1本でシンプルに投資ができ、これからつみたてNISAを始める方に文句なしにおススメできる商品です。
特に投資にそれほど興味関心はないけれど資産運用はそこそこにしたいという方にとって現金:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)=5:5で保有するカウチポテトポートフォリオはアリだと思っています。
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)に関してはこちらの記事もご覧ください。
資産運用の基本を知りたい、書籍で学びたい方はこちらの記事もご覧ください。
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