シオイ(@shioi401shioi)です。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(以下、楽天VT)の2019年2月の月次レポートが公表されました。
昨年末の下落も回復してここからはまた上昇基調で基準価額も純資産総額も伸びていくのか気になるところです。
それでは確認してみたいと思います。
基準価額および純資産総額の推移について
まずは基準価額と純資産総額です。
2月に入ってほぼ昨年末の下落分が回復しています。
まだまだこの先浮き沈みはありますので一喜一憂せずに見守っていきたいと思いますが、純資産総額はどんどん伸びていってもらいたいです。
純資産総額は前月よりも約17億円アップの190億円となっています。
基準価額も1万円台を回復して、10,297円となりました。
ベンチマークとの乖離について
そして2月のベンチマークとの乖離ですが、設定来で2.0ポイントの乖離です。
ただ単純にETFを買い付けるだけだと思うのでどうしてここまで乖離が生じてしまうのか不思議です。素人考えなので何とも言えませんがコストも含めてインデックスとの乖離は残念なところです。
油断しているとすでに安定運用しているeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)にその座を奪われかねない気がします。
資産構成について
資産構成は以下の通りです。
VTを購入するというシンプルで分かりやすいファンドです。
ここからはファンドが購入しているVTの2019年1月末時点のレポートになります。
投資銘柄数は8,084銘柄と前月よりも15銘柄増加しています。(前月は8,069銘柄)
組入地域では前月と変わらずアメリカが5割超を占めています。
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)と比べると国・地域別構成比で中国が上位に入っている点が異なります。
また上位2業種の金融・テクノロジーはeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)と同じです。やや楽天VTの方が金融の比率が高めです。(オールカントリーの方では金融は16.4%です)
銘柄も、ほぼアメリカ企業が上位10銘柄を独占です。
銘柄順位に入替はありますが、銘柄名に変動はほとんどありません。
つみたてNISAでの損益状況
つみたてNISAでの楽天VTの損益状況(2019年3月19日現在)は以下の通りです。
損益率は+2.21%となっています。引き続き積み立てていきたいと思います。
まとめ
株式市場も回復して基準価額も1万円台に戻りました。また純資産総額も前月比で増加しています。
順調に推移しているように思いますが、やっぱりマニア的に気になってしまうのがインデックスとの乖離です。
単純にETFを買い付けるだけだと思いたいのですが、そうではない何かがあるのでしょうか?
ドル転や配当金の再投資等手間がかかりますが、VTを直接買い付けた方がいいのではないかとふと思ってしまうこともあります。
海外ETFとして日本では有名なVTを投資信託として購入できる楽天VTですが、コスト・ベンチマークとの乖離が目についてしまうと全世界株式で投資を考えている人にはeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)を勧めたくなってしまいます。
楽天VTこれ1本と現預金を半々で持っておけば普通の人の投資は十分だと文句なしに言えるようにコスト・ベンチマークとの乖離については楽天投信投資顧問さんには頑張っていただきたいと思います。
楽天・全世界株式インデックス・ファンドに関してはこちらの記事もご覧ください。
過去の月次レポートはこちらをご覧ください。
資産運用の基本を知りたい、書籍で学びたい方はこちらの記事もご覧ください。
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