シオイ(@shioi401shioi)です。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(以下、楽天VT)の2019年5月の月次レポートが公表されました。
第1期決算時の高い実質コストも許容範囲内に収まりそうなので、あとはベンチマークとの乖離さえなんとかなってくれればいいのにと願うばかりです。
それでは今月も5月月次レポートで内容を確認してみたいと思います。
基準価額および純資産総額の推移について
まずは基準価額と純資産総額です。
5月は米中通商摩擦の影響で基準価額も4月にくらべ700円も下げました。
そして純資産総額も1.32億円減少しています。これまでの勢いが鈍ってしまったのでしょうか?
ライバルのeMAXIS Slim(オールカントリー)の台頭を許してしまうのか?
これからの純資産総額の動きにも注目したいと思います。
※6月14日時点での純資産総額は220.68億円となっています。
基準価額は4月にくらべ前月比マイナス700円と大きく下落して10,024円となりました。こればかりは環境要因もあるので仕方ありませんね。
多く口数が購入できたことを喜んでおきましょう。
ベンチマークとの乖離について
そして5月のベンチマークとの乖離ですが、4月に比べ0.1ポイント改善して設定来で1.9ポイントの乖離です。
この乖離がどうしてもマニアとしては気になってしまうところです。
この点についてはどうしてそうなっているのかについてきしやんさん(親が子に教えよう!お金と資産形成の世界☆)が楽天バンガードHEADSで質問され回答を受けた記事がありますので気になった方はこちらの記事もご覧ください。
資産構成について
資産構成は以下の通りです。
VTを購入するというシンプルで分かりやすいファンドです。
ここからはファンドが購入しているVTの2019年4月末時点のレポートになります。
投資銘柄数は7,989銘柄と前月よりも81銘柄減少しています。(前月は8,070銘柄)
組入地域では前月と変わらずアメリカが5割超を占めています。
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)と比べると国・地域別構成比で中国が上位に入っている点が異なります。
また上位2業種の金融・テクノロジーはeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)と同じです。やや楽天VTの方が金融の比率が高めです。(オールカントリーの方では金融は16.2%です)
銘柄も、ほぼアメリカ企業が上位10銘柄を独占です。
また銘柄名に変動はほとんどありません。
つみたてNISAでの損益状況
つみたてNISAでの楽天VTの損益状況(2019年6月14日現在)は以下の通りです。
損益率は0%となっています。
今必要なお金ではないので気長に大きく育ってくれることを願って積み立てていきます。
まとめ
5月は米中通商摩擦の影響で基準価額も下落、純資産総額も減少してしまいました。
これまでの勢いは影を潜め純資産総額も頭打ちとなってしまうのか今後の動向は注目していく必要がありそうです。
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)の信託報酬:0.15336%(税込)の実質コストが判明すると楽天VT離れが加速してしまうかもしれません。
今後もう一度勢いを取り戻すにはコスト面での競争力もアピールする必要があると思います。
VTの経費率改定に頼るのもそろそろ限界に近くなっているので、信託報酬部分にメスを入れて欲しいです。
楽天・バンガード・ファンドの目的の一つである 「国内投資信託として良質なインデックス投資の成果を低コストでお届けすること」を実践してもらいたいです。
楽天・全世界株式インデックス・ファンドに関してはこちらの記事もご覧ください。
過去の月次レポートはこちらをご覧ください。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年3月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年2月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年1月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2018年12月)
資産運用の基本を知りたい、書籍で学びたい方はこちらの記事もご覧ください。
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