シオイ(@shioi401shioi)です。
2019年7月4日にマネックス証券が米国株の最低手数料を0.1ドルにして独走と思いきやその翌日の7月5日には速攻で楽天証券が米国株の最低手数料を0.01ドルにして三日天下すら許さない白熱した低コスト競争を繰り広げています。
そちらを記事にしてもいいのですが、全世界株式派としてお伝えしないわけにはいかないニュースが飛び込んできました。
インデックス投信の低コスト競争から一歩身を引いているように思われたアセットマネジメントONEのたわらノーロードシリーズに全世界株式が2019年7月22日に設定されます。
しかも全世界株式の中で最安値となる信託報酬年率0.1296%(税込)です。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)がしのぎを削る中へたわらノーロード全世界株式が信託報酬最安値を引っ提げて殴り込みをかけてきました。
たわらノーロード全世界株式とは?
本商品はMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)に連動するに連動する投資成果を目指す投資信託です。
本指数の全銘柄は約2,500銘柄で構成されており、全世界株式市場の時価総額約85%をカバーしています。
ファンドの仕組み・特色について
EDINET有価証券届出書の抜粋で本ファンドの仕組み・特色を紹介します。
出典:アセットマネジメントOne株式会社 有価証券届出書(内国投資信託受益証券)
信託報酬等のコストについて
全世界株式の中で最安値となる信託報酬は、年率0.1296%(税抜 年率0.12%)になります。
消費税が10%になった場合は年率0.132%になります。
また信託財産留保額はありません。
販売会社について
販売会社は以下2社です。
・SBI証券 2019年7月26日より取扱開始
・楽天証券
最安値が更新されたのでeMAXIS Slimの動向に注目!
全世界株式(日本含む)クラスのインデックスファンドといえばeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)、楽天・全世界株式インデックス・ファンドと雪だるま(全世界株式)ことSBI・全世界株式インデックス・ファンドの3つでしたが、ここにたわらノーロード全世界株式が最安値の信託報酬を引っ提げて新たに加わります。
商品名 | 信託報酬(税込) | ベンチマーク | ベンチマークの特徴 |
---|---|---|---|
たわらノーロード全世界株式 | 0.1296% | MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス | 全銘柄は約2,500銘柄で構成されており、全世界株式市場の時価総額約85%をカバー |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 0.1534% | ||
楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 0.2196% | FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス | 大型株、中型株および小型株まで網羅する全世界の株式市場の動向を表す時価総額加重平均型の株価指数です。構成銘柄は、米国、欧州および日本などの先進国株式に加えて、中国やインドなどの新興国株式を含み、その数はおよそ8,000銘柄にもおよびます(2019年2月28日現在)。 |
SBI・全世界株式インデックス・ファンド | 0.1500% |
全世界株式の信託報酬最安値のたわらノーロード全世界株式にたいしてeMAXIS Slimは必ず追随してくるでしょう。
すでにeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)、楽天・全世界株式インデックス・ファンドで積立投資を行っている方は急いで保有ファンドを切り替える必要はないと思います。
新設ファンドのためセオリー通り設定後1年から数年程度は様子見もありだと思います。
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)、楽天・全世界株式インデックス・ファンドの牙城をどこまで切り込めるのか気になるところです。
まさか全世界株式で最安値を引っ提げたファンドが新設されるとは思いもしませんでした。
アセットマネジメントONEさんの全世界株式ファンドへの並々ならぬ意欲が伝わってきます。
先に書きましたがeMAXIS Slimが追随してくると、目玉となった信託報酬の最安値もかすんでしまいかねません。
販売開始後、どのようにして純資産総額を積み上げていくのか今後の動向に注目してきたいと思います。
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)、楽天・全世界株式インデックス・ファンドについては以下記事もご覧ください。
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