eMAXIS Slim米国株式(S&P500)第1期運用報告書 実質コストは0.25%、ベンチマークを0.1%上回りました

eMAXIS Slim 投資信託
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シオイ(@shioi401shioi)です。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)(以下、Slim S&P500)の運用報告書が2019年7月1日に公表されました。

月次レポート等のウオッチ記事にはしていませんが、毎月積み立てているファンドです。

つみたてNISAでは楽天・全米株式インデックス・ファンドを積み立てていますが、Slim S&P500の第1期運用報告書はどうだったのでしょうか?

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実質コストは約0.25%とまずまずの結果でした

まずは実質コストから見ていきます。
201907_1万口当たりの費用明細_SP
今回は2018年7月3日~2019年4月25日の297日間と1年間の決算ではありません。

なので上記コスト0.203%は1年間の実質コストではないことに注意が必要です。

1年間(365日)としてコストを計算し直して、実質コストを算出してみたいと思います。

1年間の信託報酬   0.1728%

※2019年6月14日より信託報酬を0.162%へ引き下げていますが、第1期運用報告書の期間内ではありませんので引き下げ前のコストで計算します。

今回決算の信託報酬 0.138%

0.1728% ÷ 0.138% ≒ 1.25217

青線で囲った隠れコストについても1.25217倍 の補正を行い、1年間のコストを計算します。

今回決算の隠れコスト 0.065%

補正後の隠れコスト  0.08139%

補正後の実質コスト
0.1728% + 0.08139% =0.25419%

1年間補正してのおおよその実質コストですが、まずまずの結果だったと思います。

ライバルとなる楽天・全世界株式インデックス・ファンドの第1期運用報告書での実質コストは約0.311%であり、Slim S&P500に軍配があがります。

楽天・全世界株式インデックス・ファンドの第1期運用報告書については以下記事をご覧ください。

楽天・全米株式インデックス・ファンド第1期運用報告書 実質コストは高めな結果に
...

ところが9ヶ月経過時点の楽天・全世界株式インデックス・ファンドの実質コストは年換算で0.2445%とSlim S&P500よりも低い可能性がありこちらは目が離せません。

9ヶ月経過時点の楽天・バンガード・ファンドのコストについては以下記事もご覧ください。

新サイト「楽天バンガードHEADS」にて楽天バンガードシリーズの9ヶ月経過時点のコストが発表されました。
...

そしてベンチマークとの乖離についても見ていきます。

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ベンチマークとの乖離は0.1%と上回りました

eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)と同様にほどんど心配していませんでしたが、第1期運用報告書でのベンチマークとの乖離は0.1%と信託報酬等のコスト分を跳ねのけてしまいました。

それだけまだまだ米国株の好調さが印象付けられました。

201907_ベンチマークとの差異について_SP

そして楽天・全世界株式インデックス・ファンドの第1期運用報告書でのベンチマークとの乖離は1.1%のマイナスであり、こちらはSlim S&P500に軍配があがります。

何が何でもベンチマークを上回ればいいというわけではありませんが、ほぼほぼベンチマークに連動して推移できていることは安心材料ですね。

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分配金について

分配金は出ません。
留保益は信託財産に留保し、運用の基本方針に基づいて運用することになります。

201907_分配金について_SP

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基準価額と資産規模について

純資産総額は順調に増えており、第1期運用報告書時点(2019年4月25日)で約170億となっています。
基準価額は、11,035円となりました。

201907_基準価額等の推移について_SP

2019年7月2日時点で純資産総額は218.6億円まで積み上がっています。

この調子で500億円目指して純資産総額を積み上げていってもらいたいですね。

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参考情報ですが総経費率が記載されています

eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)と同様に参考情報ながら総経費率も記載されていました。

Slim S&P500の総経費率は年率0.23%です。

201907_総経費率について_SP

現時点においてこの数字が意味するところが捉えられません。

参考情報として総経費率を記載した目的については6月に行われたブロガーミーティングでも話には出なかったようで、三菱UFJ国際投信さんにはこの点について何かしらの説明をしてもらいたいと思います。

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期待を裏切らない抜群の安定感だった第1期運用報告書だった

Slim S&P500の第1期運用報告書の内容は以下の通りでした。

  1. 実質コストは約0.25%
  2. 参考情報ながら総経費率は年率0.23%
  3. ベンチマークとの乖離は0.1%のプラス。その要因は、マザーファンド保有による影響
  4. 純資産総額は約170億円。(※2019年7月2日時点では218.6億円)

eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)と同様に安定感のあるファンド運用で期待通りの第1期運用報告書になりました。

単純比較はできませんが楽天・全米株式インデックスファンドの第2期運用報告書での実質コスト次第になりますが非常にいい勝負になる予感がしています。

ただベンチマークとの乖離についてはSlim S&P500が負ける気がしませんが。

米国株式投資をしたいと考えていても個別株やETFをドル建てで買うのは難易度が高いと考えて二の足を踏んでいる方はぜひSlim S&P500を検討してみてください。

僕も積立投資してガチホ(ガッチリホールド)している投資信託です!!

 

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)、楽天全米株式インデックス・ファンドに関してはこちらもご覧ください。

これから投資を始めてみようかなと思った方は、ぜひ以下記事もご覧ください。

基本的な資産形成の知識を身につけることが出来ます。

 

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