シオイです。
楽天投信投資顧問が展開している『楽天・バンガード・ファンド』の第二弾が早くも登場です。
今回はVWO(新興国株式)を投資対象とするインデックス・ファンドになります。
「楽天・新興国株式インデックス・ファンド」について
前回のVT、VTIを発売後、しばらく様子を見て次の商品が出てくるのかと思いきや違いました。
今回はバンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)を購入する投信になります。
信託報酬:0.2696%(税込)
投資対象は新興国株式です。
対象指数は、FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)・インデックスです。
⇒新興国株式市場への投資を行うことを目的としたインデックス、全21カ国約2,000銘柄から構成されています。
本インデックスは小型株式も含むため、新興国株式市場時価総額の約99%をカバーしています。
販売会社・販売開始日について
販売会社・販売開始日は以下の通りです。
11月17日から販売開始
・楽天証券
・マネックス証券
11月28日から販売開始
・SBI証券
どんな人に向いている商品なのか?
・VT,VTIと同様にこれまで海外ETF(VWO)に興味はあったけど、ドルでの購入、注文方法、配当金の再投資等が手間でなかなか手が出せなかった人にとっておすすめできる商品です。
ファンド・オブ・ファンドの問題点
今回の商品でも楽天・全世界株式インデックスファンドと同様に事前に考慮しておく点があります。
⇒楽天・全世界株式インデックス・ファンドと同様に米国以外に投資する場合、ファンド・オブ・ファンドは税制上不利になる場合があるため信託報酬や実質コストだけで損得を判断できないようです。(現地国・米国・国内の3重課税となってしまう)
本件については、しんたろうさんの以下記事をご参照ください。
「楽天・新興国株式インデックス・ファンド」楽天バンガード・ファンドに新興国株式が追加。VWOに投資。 しんたろうのお金のはなしより
eMAXIS Slim新興国株式インデックスはどう迎え撃つのか?
「楽天・新興国株式インデックス・ファンド」を迎え撃つ先発の低コスト投信のeMAXIS Slim新興国株式インデックスはどう動くのでしょうか?
信託報酬:0.3672%(税込)
対象指数は、MSCI エマージング・マーケット・インデックスです。
更にコストを下げてくるのか、それとも対象指数が異なるためコスト勝負には挑まないのか?
いずれにせよ業界最低水準運用コストを目指し続けるとしている同ファンドの今後の動向にも注目です。
シオイは現在、eMAXIS Slim新興国株式インデックスで積立をしていますが、気持ちは楽天・新興国株式インデックス・ファンドに傾いてしまいそうです。
まとめ
VT・VTIを販売後に間髪入れず今度はVWOを投入してくるあたり、かなり本腰入れて海外ETFに手を出したかったけれど出せなかった層やこれから投資を始める層を根こそぎ取り込んでいきたいとの意気込みを感じます。
新興国株式は税制上不利になる可能性がありますが、投信という形でVWOへ投資を行うことができます。
新規設定ファンドなので1年経過時点での実質コストがどの程度になるのかで最終的な評価は変わってきますが、それでも新興国株式へ低コスト投信として魅力的な商品です。
『楽天・バンガード・ファンド』の第一弾商品についてはこちらをご覧ください。
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