シオイ(@shioi401shioi)です。
楽天投信投資顧問から2023年10月6日に楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド/楽天・S&P500インデックス・ファンドの新規設定とのプレスリリースがでました!
しかも今年の熾烈を極めた低コスト競争に加わって両ファンドとも信託報酬は同クラスファンドの最安値に並んでいます。
「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」について
楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・オールカントリー)はベンチマークをMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(円換算ベース)(MSCI ACWI)とする全世界株式クラスのファンドです。
信託報酬について
信託報酬は以下の通りです。
当ファンドの信託報酬:0.05775%(税込)
今年の全世界株式クラスの最安値と合わせてきました。
販売会社・設定日について
販売会社・設定日は以下の通りです。
設定日:2023年10月27日
販売会社:楽天証券
「楽天・S&P500インデックス・ファンド」について
楽天・S&P500インデックス・ファンド(愛称:楽天・S&P500)はベンチマークをS&P500インデックス(円換算ベース)とするS&P500連動型インデックスファンドです。
信託報酬について
信託報酬は以下の通りです。
当ファンドの信託報酬:0.09372%(税込)
こちらも同クラスの最安値に合わせてきました。
販売会社・設定日について
販売会社・設定日は以下の通りです。
設定日:2023年10月27日
販売会社:楽天証券
その他
このファンドの設定プレスリリースでは以下記載があります。
信託報酬率につき他社類似ファンドが引き下げを行った場合、当ファンドの信託報酬率も見直しを行い、業界最低水準にすることを目指します。ただし、これを実現することを保証するものではなく、また、他社類似ファンドが信託報酬率の引き下げを行った場合、業界最低水準ではない期間が存在する点、ご留意ください。
業界最低水準の運用コストを目指す「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」「楽天・S&P500インデックス・ファンド」新規設定のお知らせ
プレスリリースの題名もよく目にして聞いたことのある言葉ですが、この2ファンドもeMAXIS Slimと同じコンセプトで競合他社次第ですが追従することをうたっています。
すでに低コストの極みですからここから他社で更に低コストが出てきた際にこのコンセプトが本気なのか真価が問われるところです。
楽天VT、楽天VTIの役目もここまでか
全世界株式、S&P500で競合他社と同じ土俵に乗り込んできた楽天投信投資顧問さんですが、類似ファンドの楽天・全世界株式・インデックス・ファンド(楽天VT)、楽天・全米株式・インデックス・ファンド(楽天VTI)へのテコ入れはされませんでした。
特に全世界株式では楽天VTで購入しているVTのコストを下回っていますし、肩を並べるのは厳しいところではありますがもう少し頑張ってもらいたかったとこです。
ここまで低コストが進んでくるとETFを購入するだけのファンドはその役割を終えつつあると感じています。
月次レポートでのウォッチしてきましたがこちらも終了とします。そして特定口座での売却手続きを淡々と進めていきます。
全世界株式クラスはもうバーゲンセールみたいですね
2023年10月までに信託報酬最安値のファンドは楽天を含めて4本となりました。
ファンド | 運用会社 | 信託報酬 (税込) |
---|---|---|
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) | 三菱UFJアセットマネジメント | 0.05775% |
はじめてのNISA・全世界株式インデックス | 野村アセットマネジメント | |
Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式) | 日興アセットマネジメント | |
楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド | 楽天投信投資顧問 |
ドラゴンボールのベジータの言葉を借りれば
「…まるで最安値全世界株式クラスインデックスファンドのバーゲンセールだな…。」
です。
色々企業努力があって実現できたのでしょうが、こうもポンポン出てくるとやればできるじゃないと思ってしまいます。
まとめ
これまであまり動きを見せていなかった楽天投信投資顧問さんですが、ここにきてようやく動きを見せてきましたがこれまでの競合他社の動きを踏まえると遅きに失した感が否めません。
バンガード社の日本撤退、ETFを購入するファンドの限界、その他もろもろ事情があったのでしょうが個人的には楽天VT,楽天VTIでもうひと踏ん張りしてもらいたかったところです。
でも今回の商品設定のおかげで来年のNISAに向けて特定口座の楽天VT、楽天VTIを売却するのに迷いもなくなりましたのでこの点だけは感謝です。
新規設定ファンドの定石通り1期目の決算後のコストやパフォーマンスを見てから評価はすべきですが、全世界株式クラスの選択肢が増えることは歓迎です。
ぜひ大きく成長させてトップを独走しているeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)と肩を並べるところまでの躍進を願います。
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