シオイ(@shioi401shioi)です。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(以下、楽天VT)の2020年7月の月次レポートが公表されました。
6月のレポート記事をアップしていたと思っていたところ7月記事を作成する際にすっかり作成し忘れていたことに気づきました。
1ヶ月間を空けてのウォッチとなりますが、7月のレポートを見ていきたいと思います。
基準価額および純資産総額の推移について
まずは基準価額と純資産総額です。
基準価額は6月から341円値上がりして10,801円となりました。
そして純資産総額は31.44億円増加して447.98億円となりました。
※ちなみに8月18日時点での純資産総額は483.38億円、基準価額は11,331円となっています。
来月辺りには純資産総額も500億円を突破しそうですね。
ただしライバルのeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)も400億円を超えてきており、その差が徐々に縮んできています。
ベンチマークとの乖離について
そして7月のベンチマークとの乖離ですが、設定来で2.5ポイント(6月は2.3ポイント)の乖離と差は広がりました。
引き続きベンチマークと2ポイント程度の乖離が楽天VTの様式美なのでしょうか?
ETFを購入するタイプの投信のここが限界なのかもしれません。
資産構成について
資産構成は以下の通りです。
VTを購入するというシンプルで分かりやすいファンドです。
ここからはファンドが購入しているVTの2020年6月末時点のレポートになります。
投資銘柄数は8,654銘柄と前月よりも277銘柄増加しています。(前月は8,377銘柄)
組入地域では前月と変わらずアメリカが5割超を占めています。
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)と比べると国・地域別構成比で中国が上位に入っている点が異なります。
また上位2業種の金融・テクノロジーはeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)と同じです。やや楽天VTの方が金融の比率が高めです。(オールカントリーの方では金融は12.7%です)
銘柄はアメリカ企業が上位を独占です。
また銘柄名に特筆すべき変動もありません。
つみたてNISAでの損益状況
つみたてNISAでの楽天VTの損益状況(2020年8月18日現在)は以下の通りです。
損益率は9.71%とかなり回復してきています。
そして年末にかけてどうなっていくのでしょうかね?
まとめ
6月をすっ飛ばして7月のレポートを見てみましたが、純資産総額は500億円突破がもう見えてきましたね。
500億円突破したからといってeMAXISSlimのように受益者還元型信託報酬が発動されるわけではないのですが、更に運用が安定して気になるベンチマークとの乖離が解消したり、かなりその差が縮んでくるといったことが起こるといいなぁと願っています。
そしてコストの見直しもVTの経費率見直しに頼らず、メスを入れてeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)とまでは言いませんが張り合う気概を持ってもらいたいと思います。
楽天・全世界株式インデックス・ファンドに関してはこちらの記事もご覧ください。
過去の月次レポートはこちらをご覧ください。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2020年4月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2020年3月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2020年2月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2020年1月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年12月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年11月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年10月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年9月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年8月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年7月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年6月)
資産運用の基本を知りたい、書籍で学びたい方はこちらの記事もご覧ください。
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