シオイ(@shioi401shioi)です。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(以下、楽天VT)の2019年7月の月次レポートが公表されました。
7月までは好調でしたがこの記事を書いている8月はNYダウの今年最大の下げ等非常に不安定な状況になっています。
誰にも相場は見通せないですね。
本当に短期的な価格変動を気にしていたらきりがありません。積立投資を実践している身としては10年20年後の明るい将来を思い描いて淡々と積立投資をしていくだけです。
それでは今月も7月月次レポートで内容を確認してみたいと思います。
基準価額および純資産総額の推移について
まずは基準価額と純資産総額です。
7月は6月から更に224円値上がりしていますね。
そして純資産総額は16.67億円ほど積み上がっています。
※ちなみに8月16日時点での純資産総額は234.06億円となっています。
NYダウの下げもあってか8月の純資産総額は減少とならざるを得ないようです。
基準価額は10,574円と順調に推移しています。
8月は下落してしまうのでしょうが、中長期的には増加した企業価値が基準価額に加わって上昇していくことを信じています。
ベンチマークとの乖離について
そして7月のベンチマークとの乖離ですが、設定来で2.5ポイント(6月は2.2ポイント)の乖離と差が広がっています。
本当に長期的に乖離が縮小していくのか心配です。
これさえなければ文句なしにいいファンドと言えるのですが…、残念です。
資産構成について
資産構成は以下の通りです。
VTを購入するというシンプルで分かりやすいファンドです。
ここからはファンドが購入しているVTの2019年6月末時点のレポートになります。
投資銘柄数は8,186銘柄と前月よりも213銘柄増加しています。(前月は7,973銘柄)
組入地域では前月と変わらずアメリカが5割超を占めています。
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)と比べると国・地域別構成比で中国が上位に入っている点が異なります。
また上位2業種の金融・テクノロジーはeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)と同じです。やや楽天VTの方が金融の比率が高めです。(オールカントリーの方では金融は16.2%です)
銘柄も、ほぼアメリカ企業が上位10銘柄を独占です。
また銘柄名に変動はほとんどありません。
つみたてNISAでの損益状況
つみたてNISAでの楽天VTの損益状況(2019年8月15日現在)は以下の通りです。
損益率は-2.15%となっています。
7月のプラスから一転してあっという間にマイナスになってしまいました。
ちょうど8月15日はNYダウの今年最大の下げという買付には持って来いのタイミングでした。口数がいつも以上に多く買えて良かったと思うことにしています。
まとめ
7月も全体的に大きな変動はありませんでした。
重箱の隅をつつくようですがベンチマークとの乖離が0.3ポイント増えて2.5ポイントの乖離となってしまったことが非常に残念です。
インデックスファンドの良し悪しを判断する材料の一つとしてベンチマークとの乖離が見るべきポイントだと思います。
その観点から言うとおススメできるとは言い難くなってきています。(マニアな観点なので普通の人はそれほど気にするものではないかもしれません)
短期間でどうこうなるものではないかもしれませんが、ベンチマークとの乖離の縮小、コストの引き下げについて楽天投信投資顧問さんには鋭意努力してもらいたいと思います。
楽天・全世界株式インデックス・ファンドに関してはこちらの記事もご覧ください。
過去の月次レポートはこちらをご覧ください。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年5月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年4月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年3月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年2月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年1月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2018年12月)
資産運用の基本を知りたい、書籍で学びたい方はこちらの記事もご覧ください。
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