シオイ(@shioi401shioi)です。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(以下、楽天VT)の2020年8月の月次レポートが公表されました。
第3期の運用報告書も出ていますが、まずは8月のレポートを見ていきたいと思います。
基準価額および純資産総額の推移について
まずは基準価額と純資産総額です。
基準価額は7月から752円値上がりして11,553円となりました。
そして純資産総額は48.42億円増加して496.40億円となりました。
※ちなみに9月16日時点での純資産総額は502.96億円と500億円を突破しました。基準価額は11,344円となっています。
ついに500億円を突破しましたが、ライバルのeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)も約470億円とその差が徐々に縮まってきています。
ベンチマークとの乖離について
そして8月のベンチマークとの乖離ですが、設定来で2.7ポイント(7月は2.5ポイント)の乖離と差は広がりました。
この差はどうにも縮まることはないのでしょうか?
資産構成について
資産構成は以下の通りです。
VTを購入するというシンプルで分かりやすいファンドです。
ここからはファンドが購入しているVTの2020年7月末時点のレポートになります。
投資銘柄数は8,697銘柄と前月よりも43銘柄増加しています。(前月は8,654銘柄)
組入地域では前月と変わらずアメリカが5割超を占めています。
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)と比べると国・地域別構成比で中国が上位に入っている点が異なります。
また上位2業種の金融・テクノロジーはeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)と同じです。やや楽天VTの方が金融の比率が高めです。(オールカントリーの方では金融は12.4%です)
銘柄はアメリカ企業が上位を独占です。
また銘柄名に特筆すべき変動もありません。
つみたてNISAでの損益状況
つみたてNISAでの楽天VTの損益状況(2020年9月16日現在)は以下の通りです。
損益率は9.50%と先月から横ばいを維持しています。
まとめ
ついに500億円を突破してきました!!
ただeMAXISSlimのように受益者還元型信託報酬が発動されるわけではないのですが、500億円突破お祝いにコスト削減とが出してくれるといいなぁと思ってみたりしました。
決して悪い商品ではないのですが、如何せんコスト減額余地が購入しているVTの経費率の見直しにのみ依存しているのはちょっと残念です。
ぜひ本体の信託報酬についても削減検討いただき、今まで以上に末永く保有したくなるそんなファンドになってもらいたいです。
楽天・全世界株式インデックス・ファンドに関してはこちらの記事もご覧ください。
過去の月次レポートはこちらをご覧ください。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2020年5月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2020年4月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2020年3月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2020年2月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2020年1月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年12月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年11月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年10月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年9月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年8月)
資産運用の基本を知りたい、書籍で学びたい方はこちらの記事もご覧ください。
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