シオイ(@shioi401shioi)です。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(以下、楽天VT)の2020年10月の月次レポートが公表されました。
まだレポート更新されてないなぁと思っていたら、日々の忙しさに忙殺されて確認するのを忘れていました。
それでは10月のレポートを見ていきたいと思います。
基準価額および純資産総額の推移について
まずは基準価額と純資産総額です。
基準価額は9月から192円値下がりして10,945円となりました。
そして純資産総額は13.35億円増加して513.16億円と500億円突破しました。
※ちなみに12月11日時点での純資産総額は614.90億円となっています。基準価額は12,410円です。
ライバルのeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は12月11日時点で純資産総額718.64億円とあっという間にかなりの差をつけられてしまっています。
ベンチマークとの乖離について
そして10月のベンチマークとの乖離ですが、設定来で2.7ポイント(9月は2.8ポイント)の乖離と差は8月並みになりました。もう誤差の範囲内って感じですね。
初期の運用で躓いてしまうとなかなかトータルでの挽回は難しいということなのでしょうね。
この点が上手くいってくれていればと思っても仕方がありませんが。
資産構成について
資産構成は以下の通りです。
VTを購入するというシンプルで分かりやすいファンドです。
ここからはファンドが購入しているVTの2020年9月末時点のレポートになります。
投資銘柄数は8,787銘柄と前月よりも36銘柄増加しています。(前月は8,751銘柄)
組入地域では前月と変わらずアメリカが5割超を占めています。
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)と比べると国・地域別構成比で中国が上位に入っている点が異なります。
またeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)と比較して楽天VTの方が金融の比率が高めです。(オールカントリーの方では金融は13.1%です)
銘柄はアメリカ企業が上位を独占です。
また銘柄名に特筆すべき変動もありません。
つみたてNISAでの損益状況
つみたてNISAでの楽天VTの損益状況(2020年12月11日現在)は以下の通りです。
損益率は20.08%と先月から上昇して好調を維持しています。
まとめ
ライバルのeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に追い抜かれ、その差があっというまに広がってしまいました。
ただeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)よりも楽天VTは小型株比率が高いため高リターンを期待したい方は楽天VTの方がスタイルとマッチしている商品になります。
この点は東北投信のみらいさんが以下の通り記事にされていますので気になった方はぜひご覧ください。
小型株比率から見る楽天VTとslimオールカントリーの全世界株式ファンド比較https://t.co/lsmE1t2zxI#東北投信 #ブログ更新
最近は減ったけど「どっちがいいですか」と聞かれるので、小型株の観点から比較してみました
たぶん、個人ブログではほとんど書かれてない話を書けたと思います
— みらいばへっと@東北投信🇨🇦🌴🇹🇭🍤 (@instockexnet) December 9, 2020
全世界株式クラスの投信も各商品ごとに特色が多少ありますので、繰り返しになりますが小型株も含めて投資したいという場合には楽天VTがおススメだと思います。
楽天・全世界株式インデックス・ファンドに関してはこちらの記事もご覧ください。
過去の月次レポートはこちらをご覧ください。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2020年8月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2020年7月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2020年5月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2020年4月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2020年3月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2020年2月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2020年1月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年12月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年11月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年10月)
資産運用の基本を知りたい、書籍で学びたい方はこちらの記事もご覧ください。
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