シオイ(@shioi401shioi)です。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(以下、楽天VT)の第5期運用報告書が公開されていました。運用報告書は楽天投信投資顧問(株)の以下リンクをご覧ください。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド第5期運用報告書
交付運用報告書
運用報告書(全体版)
結論から言うと運用が安定してきたことから隠れコストといわれる言われる部分も大きくぶれることがなくなり、更にコストも低下していました。(いつものVT側の経費率改定によるコスト減が大きいところではありますが)
実質コストは0.228%と前期から0.012ポイント下がりました
まずは気になる実質コストから見ていきます。
上記コスト0.158%にETFの経費0.07%を加えた0.228%が楽天VTの実質コストとなります。
参考までに隠れコストだけの比較ではライバルのeMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)よりも0.03ポイント少ないです。
楽天VT:0.026%
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー): 0.056%
分配金について
分配金は出ません。
留保益は、元本と同様の運用を行なっていきます。
基準価額と資産規模について
純資産は順調に増えており、1,852.21億となっています。
基準価額は、15,717円となりました。
ベンチマークとの乖離では、ベンチマークが4.0%に対して楽天VTは3.4%と0.6ポイントのマイナスです。
ベンチマークとの差異の主な要因は、以下の通りです。
・マザーファンドにおける継続的な資金流出入に伴う投資先ETFの売買執行コストの積み重なり
・投資先ETFからの分配金の課税
・当ファンドにおける信託報酬等
運用報告書時点で切り出すとマイナス0.6ポイントの乖離と理想的な運用状況にありますが、毎月の月次レポートでの設定来で見ると6%強の乖離があります。
また分配金については3重課税の懸念が前々から言われていましたが、こちらの影響はありつつも運用報告書でのベンチマークとの乖離マイナス0.6ポイントということからそれほど気にすることは無いのかもしれません。
純資産総額1,000億円突破し、更に運用が安定しています
第5期運用報告書の結果としては、引き続き運用効率化が加速したことで隠れコストも引き下げられて前期よりも実質コストは下がりました。(くどいですがVT側の経費率改定によるコスト減が大きいです)
純資産総額ではライバルのeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)が追い越して、これから投資を始める人にとっての最初に買うべきファンド的な位置を確立しようとしています。
そろそろ独自路線を突き進むところから新しい一手を出して勢いをつけてもいいのではないでしょうか?
楽天VTのファンド運用は安定しており、もう不安視する必要はありません。
楽天VTはバンガードのETFへ投資信託で簡単にアクセスできること、これ一本で全世界株式へ分散投資が出来る点が魅力です。
引き続きその名に恥じぬ長期投資へのベストチョイスとなる商品へと更なる発展を願いたいです。
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1.楽天・バンガード・ファンドの創設、第一弾ファンドから期待大か!
2.楽天・バンガード・ファンドの第二弾はVWO(新興国株式)!!
3.米国高配当株式もこれでカバーできる。楽天・バンガード・ファンドの第三弾はVYM(米国高配当株式)!!
4.楽天・バンガード・ファンドの第4弾は「楽天・インデックス・バランスファンド」3商品が登場!!
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