シオイ(@shioi401shioi)です。
昨年までなんだかんだと右肩上がりのぬるま湯相場だったところが2025年に入って急に地政学的にも為替面でも先行きが怪しくなってきて、いよいよリセッション突入かという雰囲気に呑まれつつあるような感じがしています。
それではeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(以下、オルカン)の2025年2月の月次レポートが公表されましたので確認してみたいと思います。
基準価額および純資産総額の推移について
まずは基準価額と純資産総額です。
2月の基準価額は1月から1,313円マイナスとなり、純資産総額は53,942.94億円とブレーキがかかっています。


基準価額は26,392円(-1,313円)です。
※2025年3月14日時点で25,136円です。
ベンチマークとの乖離について
そして2月の騰落率ですが設定来のベンチマークから+0.3ポイント上振れしていますがほぼ理想通りの運用ですね。普通、ベンチマークに追随してもそこからコスト分はベンチマークからマイナス乖離するものですが乖離が上振れしている点は運用のうまさと全社一丸となったコスト削減活動によるところが大きいのだと思います。

また各マザーファンドの騰落率は以下の通りです。

安定感のある運用で心配なしです。
資産構成について
資産構成は以下の通りです。前月と大きな変化はありません。

組入地域ではアメリカが6割超を占めています。

組入上位10業種と10銘柄は以下の通りです。

若干ですが比率に動きはありますが全体的に誤差の範囲内です。

銘柄も変動は若干ありますが、アメリカ企業が上位を独占しています。
基準価額の変動要因(概算)について
基準価額の変動要因(概算)は以下の通りです。

2月は為替だけでなく、株式もマイナスによるダブルパンチで基準価額を押し下げてしまいましたね。積立投資の中で口数を積み上げられる絶好の機会と捉えるのか、マイナスに嫌気がさして退場してしまうのか、この局面を上手く乗り越えられるとこの先もあまり動じることなく続けられるような気がしています。
分配金について
2024年4月26日に第6期決算を迎えていますが、予定通り分配金は0円です。

NISAでの保有状況について
3月14日現在のNISAでの損益状況は以下の通りです。
NISA
成長投資枠:5.57% つみたて投資枠:3.43%
旧つみたてNISA:95.16%

新NISAはそろそろ元本割れも視野に入ってきました。長期投資における買い場であることを願って淡々といつも通り積み立てていつも以上の口数をゲットしていきたいと思います。
まとめ
2025年からはいよいよ右肩上がりの相場からのターニングポイントとなるのかもしれません。ひと昔前は特にありませんでしたが、今はこんな風に下げ相場を受けても狼狽しないでとトウシルさんの記事をはじめとして色々なところで情報が発信されています。
少しでも不安を感じているのであればぜひこのような記事を読んで、自分の投資方針を再度振り返って見てもらいたいと思います。ここを乗り切れたら、この体験が成功体験となって更に自分の投資方針も強固なものになってマーケットに居続けられるのではないかと思います
三菱UFJアセットマネジメントのオルカンで低コストにこの1本で全世界へ投資できることは、各人にとってのコア投資の基盤を作るうえでベターな選択肢(ほぼファイナルアンサー)だと思っています。
信託報酬も最低水準となり、各資産クラスを自作して全世界株式を実現するよりも本ファンド1本の方が低コストというファンドです。
アセットアロケーションを全世界株式の時価総額加重平均のウエイトで納得できて、さらに全世界株式クラス最安値に信託報酬を追従してくるのであれば本ファンド一択で問題ないと思います。
シオイは、オルカンをSBI証券で三井住友カードによる積立投資をしています。
全世界株式へこれ1本でシンプルに投資ができ、これからつみたてNISAを始める方に文句なしにおススメできる商品です。
特に投資にそれほど興味関心はないけれど資産運用はそこそこにしたいという方にとって現金:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)=5:5で保有するカウチポテトポートフォリオはアリだと思っています。
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)に関してはこちらの記事もご覧ください。
資産運用の基本を知りたい、書籍で学びたい方はこちらの記事もご覧ください。
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