シオイ(@shioi401shioi)です。
2019年最初の注目イベントが開催されました。
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019」の表彰式・懇親会が開催されました。
昨年に続き2回目の参加ですが、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいました。
今回の上位5位までの投信は、まさに初心者に勧めたい投信がバランスよくラインナップされたように感じました。
改めて上位20位までの投信を振り返ってみたいと思います。
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」の結果は?
今回は有効投票人数:241名と過去最多となりました。
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」の1位~20位までは以下の通りです。
順位 | 商品名 | 獲得ポイント | 投票者数 |
---|---|---|---|
1位 | eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 177P | 66名 |
2位 | <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド | 127P | 43名 |
3位 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 103P | 40名 |
4位 | 楽天・全米株式インデックス・ファンド | 86P | 37名 |
5位 | eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | 68P | 26名 |
6位 | セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド | 67P | 23名 |
7位 | Vanguard Total World Stock ETF(VT) | 57P | 17名 |
8位 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 49P | 26名 |
9位 | 楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 46P | 23名 |
10位 | eMAXIS Slim全世界株式(除く日本) | 34P | 14名 |
11位 | ひふみ投信 | – | – |
12位 | 野村つみたて外国株投信 | – | – |
13位 | eMAXIS Slim新興国株式インデックス | – | – |
14位 | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI) | – | – |
15位 | 結い2101 | – | – |
16位 | バンガード・米国高配当株式ETF(VYM) | – | – |
17位 | iFreeS&P500インデックス | – | – |
18位 | eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型) | – | – |
19位 | 農林中金<パートナーズ>米国株式長期厳選F | – | – |
20位 | コモンズ30ファンド | – | – |
20位 | SBI・全世界株式インデックス・ファンド | – | – |
シオイが投じたのは、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):3P、楽天・全世界株式インデックス・ファンド:2P、でそれぞれトップ10位にランクインされました。
昨年の覇者である楽天・全世界株式インデックス・ファンドは9位とギリギリトップ10に入ったもののベンチマークとの乖離や初回決算での実質コストの高さが投票行動にマイナスの影響を与えたものと思われます。
20位まで見ていくと、eMAXIS Slimシリーズが7本もランクインしており圧倒的な支持を全体として得ています。
後出しじゃんけんに近いとはいえ投資にかかるコストはなるべく低コストに抑えるといった意識の表れがこの支持の結果ではないかと思います。
上位10位の商品は、eMAXIS Slimシリーズ、楽天バンガード等バンガード商品、ニッセイの<購入・換金手数料なし>とほぼ3大勢力の覇権争いの様相を呈しています。
個人的に注目すべき点が2つあります。
まず1点目は、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の3位ランクインです。
この商品はどちらも1本で全世界株式に投資ができる初心者がつみたてNISAで選択するには非常に外れのない商品です。
楽天・全世界株式インデックス・ファンドへの対抗馬として注目されたことがノミネートギリギリで発表されたにも関わらず上位にランクインした理由だと思います。
もう一つは<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドへの根強い熱い支持です。
受賞時のスピーチを聞き、改めてこのファンドならずっと保有して間違いないと感じました。表現は少し異なるかもしれませんが、だいたい以下のような内容を話されていました。
投資信託におけるコストは信託報酬だけではない。上記以外で引き下げられるコストがないのか再度検討をしてみた。
監査法人の報酬引き下げについて同意を得て、全てのファンドの監査報酬を一律引き下げた。
売買執行コストやベンチマークの使用料、色々かかわっているコストについて今後も見直していく。
全世界株式もS&P500も商品として登場してほぼ低コストで投資をほったらかして行える環境が整いました。これ以上、画期的な商品が出てくることはもうないのではないかと感じています。
来年ランクインされる商品はコスト面で更に頑張ったファンドは注目されると思いますが、ニッセイ外国株式インデックスファンドのように熱い支持を得られるファンドにも注目すべきかもしれません。
ワクワクドキドキの授賞式から舞台は懇親会へ
普段の生活の中ではなかなか話せない投資の話をお互いの共通事項として話せるのが懇親会です。
そこで新たな交流もありますし、授賞式に参加されていた運用会社の方にも話ができる絶好の機会となります。
FOY2018の話題とは少しずれますが、『人生100年時代の年金戦略』の著者の田村さんもいらっしゃったので、「素晴らしい本を出してもらい感謝です」となまずんさん(@gameoftheweak)とお伝えしました。
ご本人からは売れ行きはいま一つと言われていたのでここで言わせてください。
年金受給がまだの全ての方にぜひ読んでもらいたい1冊が『人生100年時代の年金戦略』です。
書評記事はこちらをご覧ください。
なまずんさん(弱者のゲーム)の書評も非常に参考になります!!
Twitterやブログで絡んでいた方にリアルで会える貴重な機会で非常に充実した時間を過ごさせてもらいました。
FOY運営の皆様、懇親会運営の皆様、本当にありがとうございました。
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」の様子はすぱいくさん(1億円を貯めてみよう!chapter2)の記事で第1~3部ごとに細かく記載されています。
QUICK資産運用研究所さんからもFOY2018の記事が配信されています。
表彰式にクローズアップした記事はこちらです。
また懇親会にクローズアップした記事では、参加した多数のブロガーさんのコメントに加え、シオイのコメントも掲載していただいています。
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