シオイ(@shioi401shioi)です。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(以下、楽天VT)の2020年9月の月次レポートが公表されました。
ライバルのeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)も純資産総額500億円を突破してきてついに射程圏内に捉えられてきていますが、今後何か手を打ってくるのでしょうか?
まずは9月のレポートを見ていきたいと思います。
基準価額および純資産総額の推移について
まずは基準価額と純資産総額です。
基準価額は8月から416円値下がりして11,137円となりました。
そして純資産総額は3.41億円増加して499.81億円となりました。
※ちなみに10月16日時点での純資産総額は529.51億円と500億円を突破しています。基準価額は11,513円となっています。
ライバルのeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)も500億円を突破しており、そろそろトップの座を明け渡してしまうのでしょうか?
ベンチマークとの乖離について
そして9月のベンチマークとの乖離ですが、設定来で2.8ポイント(8月は2.7ポイント)の乖離と差は広がりました。
1年までの乖離差は純資産総額もそれなりの規模となり安定運用できていることからそこまで大きな乖離差ではないのですが、初期の運用で発生した差については今後も設定来の差ということで縮まることがないのでしょうか?
資産構成について
資産構成は以下の通りです。
VTを購入するというシンプルで分かりやすいファンドです。
ここからはファンドが購入しているVTの2020年8月末時点のレポートになります。
投資銘柄数は8,751銘柄と前月よりも54銘柄増加しています。(前月は8,697銘柄)
組入地域では前月と変わらずアメリカが5割超を占めています。
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)と比べると国・地域別構成比で中国が上位に入っている点が異なります。
またeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)と比較して楽天VTの方が金融の比率が高めです。(オールカントリーの方では金融は12.0%です)
銘柄はアメリカ企業が上位を独占です。
また銘柄名に特筆すべき変動もありません。
つみたてNISAでの損益状況
つみたてNISAでの楽天VTの損益状況(2020年10月16日現在)は以下の通りです。
損益率は11.40%と先月から上昇しています。
まとめ
とうとうライバルのeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)も純資産総額500億円を突破してその差はかなり縮まってきてしまいました。
ここから何か引き離す一手を打ち出していくのか、そのままトップの座を明け渡してしまうのか?
このまま何もなく追い抜かれてしまうのだけは個人的に見たくないと感じていますが、果たしてどうなることでしょうか?
楽天・全世界株式インデックス・ファンドに関してはこちらの記事もご覧ください。
過去の月次レポートはこちらをご覧ください。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2020年7月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2020年5月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2020年4月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2020年3月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2020年2月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2020年1月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年12月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年11月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年10月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年9月)
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