シオイ(@shioi401shioi)です。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(以下、楽天VT)の2020年2月の月次レポートが公表されました。
コロナウイルスショックで1月と比較してしまうとガラッと状況は様変わりした結果になっています。
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)もベンチマークとの乖離がいつもより大きくなっていましたが楽天VTの場合はどうなるでしょうか、非常に気になるところです。
それでは2月のレポートを見ていきたいと思います。
基準価額および純資産総額の推移について
まずは基準価額と純資産総額です。
基準価額は2月は1月から941円と大幅に値下がりして10,536円となりました。
そして純資産総額は13.22億円減少して330.87億円となりました。
※ちなみに3月13日時点での純資産総額は267.42億円と300億円を割るほど大幅に落ち込んでいます。また基準価額はベンチマークと為替の下落により8,245円となっています。
ここにきて急ブレーキですが、全世界的に致し方ありません。
ベンチマークとの乖離について
そして2月のベンチマークとの乖離ですが、設定来で3.3ポイント(1月は2.4ポイント)の乖離と差が大きく広がってしまいました。
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)もいつもより乖離が大きくなっており、今回の急落の影響がより大きくでてしまったようです。
資産構成について
資産構成は以下の通りです。
VTを購入するというシンプルで分かりやすいファンドです。
ここからはファンドが購入しているVTの2020年1月末時点のレポートになります。
投資銘柄数は8,416銘柄と前月よりも16銘柄増加しています。(前月は8,400銘柄)
組入地域では前月と変わらずアメリカが5割超を占めています。
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)と比べると国・地域別構成比で中国が上位に入っている点が異なります。
また上位2業種の金融・テクノロジーはeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)と同じです。やや楽天VTの方が金融の比率が高めです。(オールカントリーの方では金融は16.0%です)
銘柄はアメリカ企業が上位を独占です。
また銘柄名に特筆すべき変動もありません。
つみたてNISAでの損益状況
つみたてNISAでの楽天VTの損益状況(2020年3月13日現在)は以下の通りです。
損益率は-20.22%となっています。
株式相場の暴落により世界経済が見えない恐怖に怯えているような状況なのでもう仕方ないですね。
実際に取り崩すのはまだまだ先のことですので今時点の損益を気にしても仕方ありません。
まとめ
2月は株式相場の暴落もあってかベンチマークとの乖離は更に広がってしまいました。
また3月13日時点では純資産総額・基準価額ともに更に下がっており、ある意味お買い得な状況になってきています。
2020年2月27日にバンガード・トータル・ワールド・ストックETFの経費率が年0.09%→0.08%に下がったことにより楽天VTの運用管理費用も年0.222%→0.212%へ引き下がったという吉報も吹き飛んでしまうようなインパクトです。
ただ楽天VTが悪いのではなく全世界的に相場が大荒れになっていることを受けてのものなので、いつも以上に口数が多く買付けられると考えて淡々と積立てていった方がメンタル的にはよさそうですね。
楽天・全世界株式インデックス・ファンドに関してはこちらの記事もご覧ください。
過去の月次レポートはこちらをご覧ください。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年12月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年11月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年10月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年9月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年8月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年7月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年6月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年5月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年4月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年3月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年2月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年1月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2018年12月)
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