シオイ(@shioi401shioi)です。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(以下、楽天VT)の2020年1月の月次レポートが公表されました。
2020年1月18日に開催された「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2019」(以下、FOY2019)で1位に輝いたeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は資金流入も急増し純資産総額も伸びています。
すぐには純資産総額で追い抜かれることはありませんが、徐々に射程距離圏内に入って来る日もそう遠くない未来にやってきそうです。
そうなったときに楽天VTはどんな手を講じるのか非常に気になります。
それでは1月のレポートを見ていきたいと思います。
基準価額および純資産総額の推移について
まずは基準価額と純資産総額です。
基準価額は1月は12月から69円値下がりして11,477円となりました。
そして純資産総額は16.45億円積み上がって344.09億円となりました。
※ちなみに2月21日時点での純資産総額は373.82億円となっています。
純資産総額ももうじき400億円を突破しそうですね。
ベンチマークとの乖離について
そして1月のベンチマークとの乖離ですが、設定来で2.4ポイント(12月は2.6ポイント)の乖離と若干縮まりました。
ベンチマークとの乖離は相変わらずの状況で、こういう仕様のファンドですと飲み込まざるを得ないものなのでしょうか?
資産構成について
資産構成は以下の通りです。
VTを購入するというシンプルで分かりやすいファンドです。
ここからはファンドが購入しているVTの2019年12月末時点のレポートになります。
投資銘柄数は8,400銘柄と前月よりも204銘柄増加しています。(前月は8,196銘柄)
組入地域では前月と変わらずアメリカが5割超を占めています。
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)と比べると国・地域別構成比で中国が上位に入っている点が異なります。
また上位2業種の金融・テクノロジーはeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)と同じです。やや楽天VTの方が金融の比率が高めです。(オールカントリーの方では金融は15.8%です)
銘柄はアメリカ企業が上位を独占です。
また銘柄名に特筆すべき変動もありません。
つみたてNISAでの損益状況
つみたてNISAでの楽天VTの損益状況(2020年2月21日現在)は以下の通りです。
損益率は+16.15%となっています。
久々に証券口座を確認しましたが、引き続き好調を維持してくれています。コロナウイルスショックとかでもう少し下がっているかと思っていました。
まとめ
1月もベンチマークとの乖離は相変わらず残念なところでした。
FOY2019も追い風にeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)が追いかけるスピードをあげてきています。
後ろを振り向いたときに相手の姿が見えてきてから手を打つのでは遅いので、そろそろ何らかの策を講じてもらいたいところです。
できれば楽天VTとeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の2強で切磋琢磨してより低コストに全世界へ分散投資ができる商品へと進化し続けて欲しいと願います。
楽天・全世界株式インデックス・ファンドに関してはこちらの記事もご覧ください。
過去の月次レポートはこちらをご覧ください。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年11月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年10月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年9月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年8月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年7月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年6月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年5月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年4月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年3月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年2月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年1月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2018年12月)
資産運用の基本を知りたい、書籍で学びたい方はこちらの記事もご覧ください。
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