シオイ(@shioi401shioi)です。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(以下、楽天VT)の2019年10月の月次レポートが公表されました。
10月は株式相場も好調なおかげでそれほど心配するようなこともありませんでした。ベンチマークとの乖離も含め大きな変動はありませんが10月月次レポートで内容を確認してみたいと思います。
基準価額および純資産総額の推移について
まずは基準価額と純資産総額です。
基準価額は10月は9月から455円値上がりして10,830円となりました。
そして純資産総額は22.34億円積み上がって287.43億円となりました。
※ちなみに11月15日時点での純資産総額は292.76億円となっています。2019年内に300億円到達しそうですね。
基準価額は10,830円と好調を維持しています。
ベンチマークとの乖離について
そして10月のベンチマークとの乖離ですが、設定来で2.2ポイント(9月は2.4ポイント)の乖離と若干差が縮まりました。
間もなく純資産総額も300億円を突破しそうですが、そろそろ運用も安定していいのではないかと思っています。
それとも運用面で他社よりも上手くないといったことがが乖離の要因であるのでしょうか?
資産構成について
資産構成は以下の通りです。
VTを購入するというシンプルで分かりやすいファンドです。
ここからはファンドが購入しているVTの2019年9月末時点のレポートになります。
投資銘柄数は8,184銘柄と前月よりも26銘柄増加しています。(前月は8,158銘柄)
組入地域では前月と変わらずアメリカが5割超を占めています。
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)と比べると国・地域別構成比で中国が上位に入っている点が異なります。
また上位2業種の金融・テクノロジーはeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)と同じです。やや楽天VTの方が金融の比率が高めです。(オールカントリーの方では金融は15.8%です)
銘柄も、ほとんどアメリカ企業が上位を独占です。
また銘柄名に特筆すべき変動もありません。
つみたてNISAでの損益状況
つみたてNISAでの楽天VTの損益状況(2019年11月15日現在)は以下の通りです。
損益率は+6.58%となっています。
10月に続き堅調な推移で、心穏やかに過ごせています。
まだ2年目ですから10年後、20年後にきちんと増えていることを願うばかりです。
まとめ
10月もベンチマークとの乖離は相変わらず残念なところでしたが、全体的に大きな変動はありませんでした。
純資産総額も2019年中に300億円突破が見えてきました。
それなりの規模になってきていますが、信託報酬の引き下げ競争には沈黙しており他の全世界株式クラスから周回遅れになっている状況です。
VTへ投資信託へアクセスできる商品として非常に画期的なものでしたが、コスト競争の激化にともないVTへアクセスしやすい投資信託というウリだけでは押しが弱いと感じています。
そろそろ楽天投信投資顧問さんもコストについてもメスを入れてもらえないでしょうか?
2年目のつみたてNISAは自分も妻も楽天VTを積み立ててきましたが、来年からはこのままだとeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)へ変更するかもしれません。
楽天・全世界株式インデックス・ファンドに関してはこちらの記事もご覧ください。
過去の月次レポートはこちらをご覧ください。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年8月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年7月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年6月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年5月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年4月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年3月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年2月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年1月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2018年12月)
資産運用の基本を知りたい、書籍で学びたい方はこちらの記事もご覧ください。
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