シオイ(@shioi401shioi)です。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(以下、楽天VT)の2020年3月の月次レポートが公表されました。
言わずともコロナウイルスの影響で大きく暴落した3月ですから基準価額もかなり下がっていますし、気になるベンチマークとの乖離も今回ばかりは大きく乖離していても致し方無いと思われます。
それでは3月のレポートを見ていきたいと思います。
基準価額および純資産総額の推移について
まずは基準価額と純資産総額です。
基準価額は3月は2月から1,553円大幅に値下がりして8,983円となりました。
そして純資産総額は26.06億円減少して304.81億円となりました。
※ちなみに4月17日時点での純資産総額は333.45億円、基準価額は9,323円となっています。
タイミング投資で考えるならば久しぶりに到来した絶好の買い場かもしれません。
ただこの先、コロナウイルスとの付き合いは長くなりそうですから更に2番底、3番底がくるかもしれませんけどね。
ベンチマークとの乖離について
そして3月のベンチマークとの乖離ですが、設定来で1.7ポイント(2月は3.3ポイント)の乖離と差は縮まっています。
急落時にはベンチマークとの乖離が縮まる仕様なのでしょうか?
そんな訳はないと思いますが、この調子でどんどん乖離が無くなってもらうことを期待したいですね。
資産構成について
資産構成は以下の通りです。
VTを購入するというシンプルで分かりやすいファンドです。
ここからはファンドが購入しているVTの2020年2月末時点のレポートになります。
投資銘柄数は8,411銘柄と前月よりも5銘柄減少しています。(前月は8,416銘柄)
組入地域では前月と変わらずアメリカが5割超を占めています。
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)と比べると国・地域別構成比で中国が上位に入っている点が異なります。
また上位2業種の金融・テクノロジーはeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)と同じです。やや楽天VTの方が金融の比率が高めです。(オールカントリーの方では金融は13.9%です)
銘柄はアメリカ企業が上位を独占です。
また銘柄名に特筆すべき変動もありません。
つみたてNISAでの損益状況
つみたてNISAでの楽天VTの損益状況(2020年4月17日現在)は以下の通りです。
損益率は-9.79%となっています。
現在、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)に切り替えているので取得単価も下げられませんがそれでも2月より回復しています。
個人的にはしばらくはマイナス幅が大きく継続すると思っていたのですが、今回のコロナウイルスショックだからなのかそうでないのかは分かりませんが過去のセオリーが当てにならなくなるステージに突入しているのかもしれませんね。
まとめ
3月はコロナウイルスショックによる株式相場の更なる暴落があり基準価額は大きく値下がりしたもののベンチマークとの乖離は不思議なことに縮まりました。
また4月17日時点ではまだ基準価額は1万円を割っていますが、一時に比べればすぐに回復してきています。
理由は分かりませんがベンチマークとの乖離の縮小傾向がこのまま続いてくれることを願うばかりです。
楽天・全世界株式インデックス・ファンドに関してはこちらの記事もご覧ください。
過去の月次レポートはこちらをご覧ください。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2020年1月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年12月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年11月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年10月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年9月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年8月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年7月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年6月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年5月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年4月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年3月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年2月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2019年1月)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2018年12月)
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