シオイ(@shioi401shioi)です。
なかなか米国株式市場も上がっては下がってを繰り返しとボラティリティの高い状況が続いています。日本時間6月10日深夜に米国で注目されていたCPI(消費者物価指数)ではこれまでのFRBの政策が反映されておらずマーケットの失望を招いています。
FRBはマーケットと対話しつつの難しいかじ取りが求めらており、楽観的な状況はなかなか望めそうにないですね。
そんな状況ではありますが2022年5月の月次レポートが公表されましたので、こちらを確認してみたいと思います。
基準価額および純資産総額の推移について
まずは基準価額と純資産総額です。
5月は基準価額は4月とほぼ横ばいでしたが、純資産総額は5,357.85億円と5,000億円を突破しました。
2022年6月10日時点の純資産総額は5,641.99億円です。
基準価額は16,553円(-8円)とほぼ横ばいです。
※2022年6月10日時点で16,825円です。
ベンチマークとの乖離について
そして5月の騰落率ですが設定来のベンチマークから乖離なしです。
また各マザーファンドの騰落率は以下の通りです。
安定感のある運用で心配なしです。
資産構成について
資産構成は以下の通りです。前月と大きな変化はありません。
組入地域ではやはりアメリカが5割超を占めているのも前月と変わりありません。
組入上位10業種と10銘柄は以下の通りです。
若干ですが比率に動きはありますが全体的に誤差の範囲内です。
銘柄も変動は若干ありますが、アメリカ企業が上位をほとんど占めています。
分配金について
第4期も予定通り分配金は0円です。
現在の保有状況について
6月10日現在の損益状況は以下の通りです。
損益率35.04%(4月の損益率25.66%)と損益率は改善していますが円安の恩恵でしょうか。
まとめ
5月は4月の落ち込みから回復してくれましたが、たまたま戻っただけで今後更にこんな上下へ揺れ動く状態が続いていくものと思います。
そんなさなかですが、岸田内閣による貯蓄から投資へと目標を掲げNISA、iDeCoの拡充を検討を進めているようです。出来ることであればNISAの非課税期間は時限的なものでなく恒久化を望みますが最終的にどうなるのか…中途半端に複雑な制度にならないことを願うばかりです。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)はまさに恒久化したNISAでファーストチョイスされるべき商品です。
本気で貯蓄から投資へと動かしたいのであれば、やはりNISAを更に広めていくべきだと思います。ただ現状は口座開設期限が2042年までと期限が限られている制度のため恒久化して広く国民に利用して貰える制度に見直すべきだと思います。
繰り返し記載しているのですが低コストでこの1本で全世界へ投資できることは、各人にとってのコア投資の基盤を作るうえでベターな選択肢(ほぼファイナルアンサー)だと思っています。
信託報酬も最低水準となり、各資産クラスを自作して全世界株式を実現するよりも本ファンド1本の方が低コストというファンドです。
アセットアロケーションを全世界株式の時価総額加重平均のウエイトで納得できて、さらに全世界株式クラス最安値に信託報酬を追従してくるのであれば本ファンド一択で問題ないと思います。
シオイは、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をSBI証券で三井住友カードによる積立投資をしています。
全世界株式へこれ1本でシンプルに投資ができ、これからつみたてNISAを始める方に文句なしにおススメできる商品です。
特に投資にそれほど興味関心はないけれど資産運用はそこそこにしたいという方にとって現金:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)=5:5で保有するカウチポテトポートフォリオはアリだと思っています。
過去の月次レポートはこちらをご覧ください。
https://index-journey.com/allcountry-monthlyreport-202204/
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)に関してはこちらの記事もご覧ください。
資産運用の基本を知りたい、書籍で学びたい方はこちらの記事もご覧ください。
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