楽天・全世界株式インデックス・ファンド│月次レポート(2023年7月)

楽天・VT 投資信託
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シオイ(@shioi401shioi)です。

三菱UFJ国際投信が強烈な一手を2023年8月18日にプレスリリースしてきました。ここまで低コスト競争が熾烈を極めるとは数年前には思いもしなかった事態です。

いい加減我が道を行くだけでは確実に淘汰され、見放されていく状況に変わりつつあると思われます。
ここからどうしていくのか気になるところです。

2023年7月の月次レポートが公表されましたの確認していきたいと思います。

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基準価額および純資産総額の推移について

まずは基準価額と純資産総額です。
基準価額は6月から332円プラスとなり19,384円となりました。

そして純資産総額は140.47億円増加して3,333.44億円です。

※ちなみに8月18日時点での純資産総額は3,330.89億円、基準価額は18,951円です。

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ベンチマークとの乖離について

そして7月のベンチマークとの乖離ですが、設定来で7.8ポイント(6月は7.8ポイント)乖離は横ばいでした。

1年以内の乖離については問題ない動きですが、設定来の乖離差はもうこういうものと思ってしまった方が良さそうです。

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資産構成について

資産構成は以下の通りです。

VTに加えてバンガード・トータル・ストック・マーケットETF(ティッカー:VTI)23.6%(6月22.7%)、バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETF(ティッカー:VXUS)16.4%(6月15.7%)で全体の40.0%に比率があがっています。比率の伸びも鈍化してきましたが7月も増えています。

ここからはファンドが購入しているVT、VTI、VXUSの2023年6月末時点のレポートになります。

バンガード・トータル・ワールド・ストックETF レポート(2023年6月)

バンガード・トータル・ワールドストックETF(以下、VT)は1本で新興国を含む世界47カ国の株式に投資ができるETFです。
投資銘柄数は9,541銘柄と18銘柄増加しています。(前月は9,523銘柄)

組入地域では前月と変わらずアメリカが5割超を占めています。

eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)と比べると国・地域別構成比で中国が上位に入っている点が異なります。

銘柄はアメリカ企業が上位を独占です。
また銘柄名に特筆すべき変動もありません。

バンガード・トータル・ストックETF レポート(2023年6月)

バンガード・トータル・ストックETF(以下、VTI)は米国株式市場の4,000銘柄以上をカバーしており、1本で米国株に幅広く投資することができるETFです。
投資銘柄数は3,824銘柄と23銘柄減少しています。(前月は3,847銘柄)

業種構成比は以下の通りです。

VTとほぼ上位銘柄に関して違いはありません。

バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETF レポート(2023年6月)

バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETF(以下、VXUS)は米国株式を除く全世界株式へ投資するETFです。
投資銘柄数は7,954銘柄と6銘柄増加しています。(前月は7,948銘柄)

業種構成比、国・地域別構成比は以下の通りです。

米国を除くと台湾のTSMが比率上位となっています。

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つみたてNISAでの損益状況

つみたてNISAでの楽天VTの損益状況(2023年8月18日現在)は以下の通りです。

損益率は85.57%と更に好調を維持してくれています。

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まとめ

冒頭で書きましたが三菱UFJ国際投信が最強の一手を打ち出してきました。
信託報酬率を半額に引き下げ、ここ最近出てきた低コスト投信に並ぶことになります。

しかも信託報酬率は0.05575%(税込)とあのVTよりも低いコストです。
この状況になると楽天VTを含めた全世界株式クラスのETFを単純に買うファンドの存在意義がはたして今後もあるのかどうか微妙な立場になってしまいそうです。

楽天VTは海外ETFへのアクセスを投資信託で容易にした点で画期的であり、VTを購入したいけれど海外ETFはちょっとという層を掴んで離さない商品です。

バンガード社の商品を手軽に持ちたいという方にはぴったりの商品だと思いますが、バンガード社の商品を求めなくても低コストインデックスファンドを購入できる環境となったいま積極的に推すべきかというと微妙な立ち位置になってきました。

楽天・全世界株式インデックス・ファンドに関してはこちらの記事もご覧ください。

過去の月次レポートはこちらをご覧ください。

資産運用の基本を知りたい、書籍で学びたい方はこちらの記事もご覧ください。

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